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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年9月号(第476号)より
アミック&パートナーズから離脱
当事務所は8月末を以って、「税理士法人アミック&パートナーズ」から離脱しました。丁度、3年目です。離脱の理由は私、亡き後、私が望んでいた事務所体制への意向が無理と分かったからです。詳しくは申しませんが新体制へ向かうと事務所スタッフが気の毒になるのは間違いないからです。
グループの代表社員税理士3名は皆さん、揃って良い方で私の離脱を気持ちよく認めてくれました。そのような方たちとの3年間の付き合いでしたから、人間関係で別れると言うことではありません。
新しい事務所名は昔、使っていた「石川税務会計事務所」となります。関与先の皆さんとの関係は全く変わることはありません。今まで通り、担当者も変わりません。引き続き安心してお付き合い願います。
体制(名称)が変わるので、事務所内部では社会保険、労働保険、雇用保険、銀行口座、計算料引き落とし、看板、名刺など、結構変更に手が掛かります。私も少し手伝いましたが、面倒な変更を一手にこなしたスタッフには感謝です。
税理士として、事務所を立ち上げ、44年になります。私自身、身体に大きな不具合はまだありませんので、業務に関われますが、細かいことは苦手となってきました。消費税インボイス制度など次から次と、変更事項が増えておりますのでお手上げです。
昨日、相続税の申告に手を貸し、今月下旬には税務調査が控えてますので、まだまだ専門職から逃げられません。でも、もう頭はついていけません。スタッフに頑張って貰うしかありません。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年8月号(第475号)より
長崎詣で
私が毎日通っているジムのジャグジーで40代の男性が毎年、甲子園に行っていると言う。前日に出て、一日だけ夏の高校野球を観戦するそうです。話を聞き、私は感心しました。高校野球ファンは沢山いるけど、家でクーラーを効かし見てるのと酷暑の甲子園の席で観戦してるのとは全く異なります。熱心な高校野球ファンなのでしょう。それで感心したのですが、わが身を振り返ったら、彼より自分の方が遥かにすごいことをしているのではないかと思いました。
何しろ、8月になると、ここ10数年間、広島か長崎を訪れ、核兵器廃絶を求める活動に私は参加しています。こんな人は滅多にいない。奇特の人です?
今年も長崎が私の到着を待っています。期待に応え7〜9日まで長崎に滞在します。長崎に行っても大したことをするわけではありません。大会会場で全国から参加した活動家の活躍ぶりを拝見し、核兵器廃止を共有することです。
ウクライナ情勢は依然として厳しい状況にあります。ウクライナの反撃が高まれば高まるほどロシア・プーチン大統領は核兵器使用を使用すると脅します。さらに、隣国ベラルーシへも核兵器の配置を示唆しています。広島、長崎の悲劇は再び繰り返してはならないが日本国民の願いです。原爆の危険度を示す終末時計は30秒を切ったと言われます。
気持ちは若くても段々頭も身体もがたが来ています。でも、核兵器廃絶を目指すと言う、私の訴えたい気持ちは変わりません。
ところで、今年の夏は経験したことない暑さです。今まで、暑くて寝られない夜などありませんでした。エアコンが嫌いで自宅にはありません。一階では扇風機を使いますが、寝室では窓を開けるだけで、暑さを凌いでいます。それで十分だったのですが、今夏は夜中でも風が全然入ってこない時もあり、眠れぬまま朝を迎えてしまうことが何度かありました。幸い、仕事には影響なく済んでますが、残暑を考えると、やり切れない思いです。水分補給はいつもの夏より、多く摂ってますがどうなることでしょう。
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2023年7月号(第474号)より
台湾紀行
台湾有事は日本の有事と叫ぶ、自民党保守長老の声を聞き、心配で台湾に行ってきました。
実際の話し、きっかけは新聞の折り込みチラシに台湾、3泊4日、99千円、発着・茨城空港とあったので、コロナ禍も取り敢えず一段落し、日程もきつくなく、費用も割安、さらに茨城空港は百里基地内にあり、基地反対運動で何度も訪れているが空港は一度も利用してなかったなど、条件が揃ったので台湾行きを決めた次第。ご存じのように茨城空港は宇都宮から高速を利用し1時間半で着き、駐車料も無料のメリットがある。羽田、成田に比し、はるかに利用し易い。飛行機会社は台湾のタイガーで毎週木曜日発、日曜日着で10月まで企画されている。
台湾は二度目で前回は2003年でした。その時は台中、台南、高雄、花蓮、台北と台湾を一周しましたが、今回は北部のみでした。
印象に残ったのは前回も訪問した、台湾でナンバー1の観光地、故宮博物館(院)でしょう。ここに飾られている財宝はすべて中国本土から持ち込まれたもの。戦時中、日本の侵略、また中国共産党と蒋介石軍との戦いから守るため、散々な目にあった末に台北に落ち着きました。ここはじっくり、腰を据えて見定めるところですが、ツア-の悲しさ、滞在時間は何と1時間半でした。それでも感激する展示物でした。以前、一人でロンドンを訪れた際に入った大英博物館は開始時間に入場し、夕方5時頃まで、全室を回りました。最後は駆け足になりましたが満足の一日でした。入場料は無料でしたね。
今回、3泊しましたが、二日目が今回のツアーの目玉でした。昔、迎賓館として使われた圓山ホテルです。今まで私が利用した宿泊先で、最高級のホテルです。面積が30u近くあり、広いダブルベッド二つ、洗面台も二つ、バス、トイレ、シャワー室もゆったり。いつも日本で使う、狭いビジネスホテルと雲泥の差。夜、赤く映えわたる建物に感激し、朝になって見たホテル全景の豪華さに呆気にとられました。14階からの夜景も素敵でした。その代わり、次の日のホテルはバスタブもない最低のホテルでした。一杯食わされた思いです。
面白かったのは現地の中年の男性ガイドさん。日本の関西方面で留学経験があったことで日本に詳しいこと。洒落、ダジャレがうまいこと。気遣いもあることなど最高のガイドさんでした。
このガイドさん、我ら一行が茨城空港から来たので、全員、茨城県人と思ってたようで、茨城のことはあまり知らないと告白してました。ところが今回、参加者16人中、栃木県が13人、茨城はたったの3人でした。このことを私が話したら、ガイドさん、ビックリしてました。私だって、驚きです。
なお、今回の旅行、希望者を募ったら私を含め9名おりました。
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2023年6月号(第473号)より
悲観論者
最近の世界情勢を見ると、悲しいことばかり。私の願いと逆行の道を辿っている。
ウクライナ侵攻は、早1年を超えた。ロシアの侵略は絶対許せないが、戦線が拡大する一方で死傷者は増えるばかり。何とか和平交渉を進めて欲しい。北の弾道ミサイル発射は際限なく続く。国民の餓死状態は無視し、キム一族の繁栄と継続を計る態度は絶対に許せない。日本政府は敵基地攻撃能力、5年間で軍事費倍増計画と平和国家から、軍事国家へ舵を変えた。平和憲法を蔑ろにし、集団的自衛権を可能にした。台湾有事は日本の有事と台湾を中国の脅威から、アメリカと一体になって守る方針を明らかにしている。台湾は取り敢えず、中国政府管轄で、合意しているが、最終的には台湾人の意思に任せるべきである。
一方、原発事故の惨禍から得た教訓は、かくも軽いものだったのか。自公政権、維新、民主が加わり原発推進関連法が国会を通過した。原発の抱える多くの問題は何一つ解決していないのに。
また、日本政府はこれまで通り、難民には門戸を固く閉ざし、また、すでにこの社会で暮らす難民申請者に対しても、生存権すら保障しない方針を維持してきた。さらに一度廃案になった入管法改定案とほぼ同内容の法案が閣議決定され、原発関連法と同様、自公などにより国会を通過しようとしている。そして、マイナカード。次から次と不手際が出て来るのに平気の平左。官僚も含め、バカ・バッカリでは。
これら、悪法の対し、多くの国民は何事が起きても、知ろうとせず、傍観者の立場に立っている。
そればかりではなく、地球環境も悪化の一途をたどっている。つい最近の雨量を見ても半端でない、一日で500mmも記録している。
老い先短い私が近未来を心配しているのに多くの市民は安逸をむさぼっている。悲しく、情けない限りです。目の前の危機が判らず、先日の市議会選挙の投票率は35%でした。もう、救いようのない愚かな者たちになってしまいました。
以上、83歳を迎え愚痴を並べました。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年5月号(第472号)より
コロナ5類移行
難しいタイトルで私も十分理解しがたい。要すれば季節性インフルエンザと同じ扱いとなる。政府や自治体が法律に基づいて行動制限をすることはなくなり、感染対策は自主判断となる。
結果的にどこまで緩和されるのか興味深い。国内旅行の際に求められたワクチン接種の証明は不要になり、海外旅行も帰国後、足止めを食うこともなし。いわゆるコロナで設けられた「3密」、「密閉・密集・密接」の3つを避けるということもなくなる?
既にマスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。でも、現在、9割の人は着用しています。先日、眼科を受診した際、医療機関ではマスクの着用は任意でなく強制的でしたが、これからどうなるんでしょう。眼科や外科などでは必要ないと思うのですが。
社会に深く浸透したアルコール消毒も興味深い。スーパー、映画館、官庁など、どこに行ってもアルコールに行き会った。店に入る前と出る時と2度にわたり、几帳面に消毒する人たちがほとんどでした。今後も置いてあるのか?使用するのか?
将棋ではマスクを着用しなかったため、反則負けをした棋士がいました。棋士は将棋盤を挟み、全く、喋ることなく駒を動かしますので、反則はやり過ぎと思いました。最近の将棋では着用なし、終わった後の感想戦では着用していました。
個性派の私?はマスク不要論者でした。着用の有無を問わず、感染する人は感染し、しない人はしない。感染には縁遠いと思われる日本の首相もアメリカの大統領も感染しました。ですから、私は不要論でした。でも、世間は無知ばかり(失礼)なので騒がれては困ると、必要に応じ止む無く着用してました。
さて、昨今、感染者は高止まりの傾向にあります。緩和に踏み切ったのは何と言っても経済優先のためです。世の中で一番大事なものは命よりお金です? これから、感染者が増加したら、誰が責任を取るのでしょうか。勿論、政府、自治体、医療関係者でしょうか?いえいえ、それは違います。市民一人一人の責任です。ホントです。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年4月号(第4721号)より
戦争を憂う
フィンランドは4日、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟しました。同国は、ロシアとおよそ1300キロにわたって国境を接し、東西冷戦中も軍事的中立の方針を維持してきました。しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて方針を転換したものです。納得できる理由です。
これに対し、ロシアの報道官は4日、フィンランドのNATO加盟について「戦術的にも戦略的にも自国の安全を保障するため、対抗措置を取る」方針を明らかにした。
ロシアがウクライナに侵攻したために、フィンランドは止む無くNATOに加入した。原因はロシア側にあるにも拘らず、対抗措置を取ると言う。滅茶苦茶な話です。
中国も習近平がプーチンと和平に向けて会談したが、解決案は明らかになっていない。中国がロシアに接近することは米国とNATOの連携に釘を刺すものです。しかし、ロシアが他国に侵攻し、人を殺め、建物等を破壊していることは人権上、絶対許されることではありません。中国を含むすべての国はロシアへウクライナからの撤退を求めるべきです。
ところで、日本政府は、臨時閣議で「国家安全保障戦略」など3つの文書を決定しました。敵の弾道ミサイル攻撃に対処するため、発射基地などをたたく「反撃能力」の保有が明記され、日本の安全保障政策の大きな転換となりました。軍事予算も倍増を決定しました。ロシアの侵攻があると言え、戦争になったら、例え国は残っても、多数の犠牲者を出します。かつて戦争を仕掛けた日本は再び武器を持たないことを宣言しました。そのことは知っていても攻め込まれたら困ると過大な軍事力に頼る政策に変更し、国民もそれを認容しています。しかし、それは間違いです。最近、亡くなったノーベル文学賞受賞の大江健三郎氏、世界的な音楽家の坂本龍一も憲法9条を守り通す覚悟を内外に発信していました。兵器の進歩は殺生力の増大です。
核戦争による地球破滅までの残り時間を象徴的に示す終末時計はこれまでで最も短い「残り1分30秒」と発表し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを受けて、世界は前例のない危険な状態にあると警告しました。もう、後はないのです。
終末時計とは正式には「世界終末時計」と呼びます。 人類 (地球)滅亡時刻=0秒
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年3月号(第470号)より
自立心
15年前にデンマークに視察に行った際、日本と違いをいやと言うほど、見せつけられたが、その一つに自立心がありました。中学生の頃から、親元を離れ始め、18歳になるとほとんど親とは別居状態になる。日本では逆に、親と同居の子どもが数多く見られる。50代、60代になってもそうです。経済的(家賃の負担など)理由もあるだろうが欧米では見られない現象です。
さて、長期間、マスクの着用が義務付けられていました。自主警察が話題になったり、着用してないことで傷害事件まで起きるなど、振り回されました。
これまで屋外では、マスク着用は原則不要、屋内では原則着用としていましたが令和5年3月13日以降、マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。
義務化は外されましたが、多分、大部分の日本人は当分、マスクを外すことはできないでしょう。実際、スーパーに行ってもほとんど全員着用してました。何より、世間体を気にする国民です。周りの状況をしっかり見定めるでしょう。
そんな中、秋篠宮家の次女・佳子さまが、茨城県水戸市の偕楽園を訪問し、皇室ゆかりの桜の植樹式に出席されましたが、 佳子さまはマスクを外して臨まれました。このニュースに私はビックリ仰天しました。わー、すごい、度胸あるなー。大したもんだー。
癖のある(個性ある)私は事務所では来客中は着用しましたが普段はノーマスクでした。年齢は重ねているけど、グローバルな人間なのです? もう、マスクはしません。100枚ほどあったマスクは全部廃棄しました(そうしたいけど少しは残してあります)。因みに、事務所のスタッフは全員、着用派です。順応性能力発揮です。皇室を見習うつもりはないようです。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年2月号(第469号)より
同性婚
世界一周旅行の際、乗り合わせた船に、いつも一緒に行動する女性のスタッフがいた。仲がいいんだねと声を掛けたら、二人で嬉しそうに「そうです」と答えていた。後で特に親密な関係にあることがわかった。船を降りたら、結婚式を挙げるんだと言うので、少しばかりの祝い金を差し上げた。後ほど、式を挙げましたとの連絡を貰ったが今、どうしてるかなー。
ところで、首相秘書官がとんでもない発言をしました。
発言のポイント
・(同性婚制度の導入について)社会が変わる。社会に与える影響が大きい
・マイナスだ。秘書官室もみんな反対してる
・隣に住んでいるのもちょっと嫌だ
・同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる
当人も首相も発言の重大さを認識し、辞表(更迭)となった。
この発言(主張は)分からぬわけではない。と言うのも男同士で親密な関係が私には理解できない。信じられない。気持ち悪い。あり得ないと言う思いです。女同士(レズビアン)ついていけないのです。
だからと言って、否定するつもりはありません。好きなようにやればいい。第3者がとやかく言うことではない。
でも、自民党議員のほとんどは秘書官と同じ考えと思う。だって、選択的夫婦別姓制度は首相でさえ認めていない。同党の婦人議員も声高に反対運動を展開している。そんな人たちだからパートナーシップ制度をないがしろにするのも当然です。
お願いがあります。統一地方選挙でこの問題も選択肢に入れて、投票してほしい。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2023年1月号(第468号)より
惰性
23年を迎え、さて、何を書こうかと思いましたが、特別、記載するようなことはありません。もう、惰性で生きているだけですから。
昨年、ジムに301回行きました。毎週月曜日の定休日、お盆と年末年始の休日を除くと、行ける回数は月に概ね25日位でしょう。実際、旅行で行けなかった日を除きほとんど、ジムに顔を出していたことになります。
ジムの会員の中でトップクラスの参加率だろうと思い、フロントに尋ねたところ、フロントでもビックリするような参加者がいました。何と500回を超えているそうです。と言うことは1日に2回行っている、昼と夜の2回です。私の加入しているジムは大きくないので、休憩室などありません。ですから、ジムでリラックスする何て考えられません。
私はやることを山ほど持ってますから、ジムでは立ち話程度しかしません。500回行ってる人は誰かなーと思ったら、70代のおばあちゃんでした。私もこの方とは挨拶はしますが突っ込んだ話は当然したことはありません。悪い人ではないけど、ジムで一日の大部分を費やしてるとは私から見れば悲しい人生です。
因みに私は一番古株の会員ですが、1日に2回行ったことはありません。
6日の金曜日には今年初めの原発再稼働反対のスターディングに参加し、8日の日曜日には軍事費増加反対の集会に出ました。成人の日を含む3連休もあっという間に終わってしまいました。80歳を超えても仕事、社会活動、趣味と暇のない生活を送っています。加えて、一人での生活なので、買い物、食事の準備、後片付けもしなくてはなりません。よく動いているなーと自分でも感心。歳を重ねてるのに走ってる人生はどうかとも思いますが。
人、それぞれ、どこで時間を使うか勝手ですが、惰性で暮らしてるのは、もったいないです。悔いのない人生を送りたいものです。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年12月号(第467号)より
激動の22年と変わらぬ自分
21世紀になって今年ほど、話題の多い年はなかったと思う。ロシアのウクライナ侵攻は今時他国に攻め入るなど信じられないことでしたし、このまま継続していくことに大きな憂いを感じます。さらに状況次第で核の使用もあるとプーチン露大統領は述べています。世界の世論を無視した極めて危険な人物です。核の廃棄と停戦を求めます。
日本では安倍元総理が銃殺されると言うショッキングな出来事が起きました。これも信じられないことです。その後、旧統一教会と政界の癒着が判明しました。言葉は悪いが率直に言わせてもらえば悪の限りを尽くした元総理が死去し、さらに隠されていた事実が明るみに出た(自民党ではごく常識)のは驚きです。でも、明らかになったことで、被害者救済に焦点が当たってよかったでした。
岸田首相になって1年を経過しました。安倍亡き後、安倍の望んだ敵基地攻撃、武器輸出三原則の緩和など、戦争への道を着々と進めています。さらに原発に関し、再稼働、新規建設など悪巧みを次々と発表しております。平和を願い、核兵器の廃止、原発も廃止を求める私の当たり前の考えに真っ向から反する岸田首相にやり切れない怒りを感じます。
コロナ禍は全然収まりそうもありません。医療関係者を除き、世間は経済優先に傾き、規制緩和に走っています。従順でかつ一癖ある私は4回目のワクチン接種を打つかどうかで迷っています。
円安とウクライナ侵攻のダブルパンチで物価が高騰しています。ギリギリの生活を強いられる生活困難者に打撃を与えています。仕事がない、給料は上がらないなど、ないない尽くしで途方に暮れている方が増えています。困った世の中になったものです。
その中でよかったことはサッカーくらいかな!残念ながら、決勝トーナメント1回戦で惜敗してしまったけど健闘ぶりは賞賛に与えします。でも、私は関心が薄く、朝5時のラジオのニュースで結果を知りました。他人のやることにそんなに興味はありません? と言いながらも、藤井、羽生、西山(女流棋士)の将棋はスマホ(有料)で欠かさず見ています。他人のことを笑えません。
個人的に可も不可もない年でした。身体に部分的な問題がありそうですが目を瞑っています。面倒なことはあまりやらない。歳ですからしょうがないでしょう。他人のことは気にせず元気に生き延びましょう。最後は締まりのない文章になりました。お許しを!
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年11月号(第466号)より
ハロウイン
ソウルの繁華街・梨泰院で先週末、信じられない惨事が起きました。ハロウィンを控え、各地から集った若者たちが路地で折り重なるように倒れた。
死者156人。5日時点で24人が入院しています。
日本人の女性二人も犠牲になりました。二人に関する新聞記事を見ると、韓国を愛し、この国で将来を託そうとしていたようです。残念な限りです。
なぜ悲劇は起きたのか。警備に問題があったことは事実でしょう。それにしても坂道の狭い路地に溢れた人々が集中する。どういうことなんでしょうか。私には理解できません。
日本でも毎年ハロウィンが注目を集めています。私が通う、プールでも仮装したスタッフが業務をしていました。
―ハロウィンを辞書で紐解いたらー
諸聖人の祝日前夜(10月31日)の祭り。秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭りが起源。
米国では、ジャック−オーランタン(カボチャの提灯(ちょうちん))などを飾り、仮想した
子供たちが近所の家々からお菓子をもらう。私が疑問に思うのは何故、キリスト教の祭典に日本人が狂喜するんだろうと言うこと。
韓国は日本より遥かにクリスチャンが多いから、少しは理解できるが、日本人でクリスチャンは5%程度と言われています。変ですよね。
ハロウィンは最近ですが、クリスマスに至ってはお祝いをしない家庭がない位、人々の生活に溶け込んでいます。
これも日本人は仏教徒がほとんどなのにと納得がいきません。ただ、子どもが小さい頃はしてあげても仕方ないと思う。
でも、年寄りだけの家庭が豪華な食事をするとか、プレゼントの交換をするなら、それは変だなーと思う。バレンタインデーの騒ぎもバカらしい。
世界中でもチョコのプレゼントは日本だけとか。
仏教徒の祭典である花祭を存じ上げている人はどの位いらっしゃるでしょうか。いわんや4月8日がその日だと言うことを知っている人は今の日本では皆無ではないか。
主体性を持って生きて行くなら、クリスチャンの行事にそっぽを向くのは当然。阿波踊りなら、
「踊る阿呆に見る阿呆」、加わって楽しんだ方がよいが自分と関係のない宗教の行事には踊るも見るもない見識が欲しい。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年10月号(第465号)より
物価高
ウクライナ侵攻で西欧はロシアを制裁したため石油、天然ガスの輸入がストップ。また、ウクライナの農製品の生産激減。さらに急激な円安による輸入品価格の上昇、等々事情が重なり食料品、日用品、家電、燃料、外食、運賃・・・あらゆる商品やサービスが値上がりし、枚挙にいとまがありません。家計を圧迫しております。
そこで給料はと言えば最低賃金はアップしてますが、一般の給与は30年来ほとんど据え置き状況で、今や韓国より賃金は低くなっているそうです。給料安に物価高では踏んだり蹴ったりです。
さらに後期高齢者保険は今月から、医療機関等の窓口で支払う医療費の自己負担割合が、現行の「1割」または「3割」に、新たに「2割」が追加され、「1割」「2割」「3割」の3区分となります。 原則として200万円の年収があると2割負担と今までの倍になるわけですから、簡単に病院に行けなくなります。行かずに我慢する、それが社会保険料の国庫負担を制御する政府の狙いです。防衛費を国民総生産(GDP)の2%水準にすることを掲げた政府は着々と軍事費増加を計るでしょう
国民の暮らしなどどうでもいいのです。国民も不満を漏らしながら、情けないことに参院選でも政府を支持しました。
私は幸か不幸か、ずっと3割負担なので改定には関係ありません。保険料も幸か不幸か最高額(賦課限度額)を払っています。
歯医者と眼科は定期的に検診を受けていますが、最近は内科の診療は止めています。高血圧症治療のためだったのですが、たばこも酒も無縁で塩分を制限し、運動を十分にやり、医者から指示された薬も飲んでいるのに血圧は下がりません。 このまま行ったら、強い薬を飲み続けるようになると薬害の心配をして、診療所と縁を切ったのです。素人判断は絶対いけないことはよく知ってます。高血圧から起きる病気は糖尿病、心筋梗塞など数限りあるそうですが、気にしない、気にしない。罹ったら罹ったでしようがない。薬を飲まない生活の方がすっきりしています。年齢的にも血圧でクヨクヨしても始まりません。
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2022年9月号(第464号)より
壱岐・対馬の旅
猛暑とコロナ禍の真っただ中、7名で壱岐・対馬へ出掛けました。周囲はコロナ禍の中、行くのかと疑問視する方も多いのですが、罹る人は罹る、罹らぬ人は罹らぬ。首相だって、アメリカのトランプ、バイデンも感染したじゃないのと煙に巻いての参加でした。
壱岐・対馬は朝鮮半島に最も近く、大陸からの文化はこの地を経由して来たわけだからと以前から興味を持っており、さらに島巡りは好きなのでこの地を選びました。
実際、両島で見た歴史的遺産は大したものでした。壱岐島には一支国博物館があります。3世紀には魏志倭人伝に一支国の国名でこの島が登場します。それらが博物館に数多く展示されています。映像による紹介も胸を打つものでした。博物館から眼下に一望する、弥生時代の原風景、原の辻遺跡を望遠鏡で確認できました。
一方、対馬も伝来文化の宝庫です。魏志倭人伝には對海(馬)國として記載され飛鳥時代には遣隋使が対馬に停泊。また、この時代に唐・新羅の連合軍に大敗。元寇でも対馬は甚大な被害を破る。
秀吉による朝鮮出兵時、対馬の厳原に清水山城が築かれる。江戸時代には朝鮮通信使がここを基点に通過。鎌倉時代から江戸幕府迄、対馬を納めた宗家の歴代藩主が祀られている万松院の石段132を登り巨木の杉を過ぎると36の墓が並ぶ。また、10万の城下町には江戸時代の美しい石垣が延々と続いている。栃木県や宇都宮市の歴史とは段違いの差が伺える。
歴史の紹介で枠がなくなりました。今回、飛行機3回、船3回、100段以上の階段3回昇り降り。天候に恵まれたから、眺望良好でした。雨だったら階段は利用しなかったでしょう。羽田へはバスをチャーター。宿泊先が国民宿舎と東横インも珍しいこと。
壱岐に着いたとき、軽自動車の多いのは納得でした。沖縄に何回か行ってますが島ですので軽が目につきました。それよりもっと狭いこの島では軽で用が立てるから当然でしょう。対馬も軽大国です。
壱岐の人口は2万5千人、面積は宇都宮市の1/3。対馬の人口は3万人、面積宇都宮市の1.7倍。対馬の9割は山林。人も家もまばらです。
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2022年8月号(第463号)より
8月6日・広島
コロナ禍で高齢者の外出自粛要請と灼熱の中、3日間、原爆の地・広島で過ごす。
原水爆禁止世界大会は3年振りに開催されました。広島でいつも使う、グリーン・アリーナには毎回、7千人の参加者で広い体育館が立錐の余地もないほど埋め尽くされる。2回の階段にも座り込む程のどこも人、人、人の群れ。ところが今年は参加者を2千人に絞ったのであるが、実際の参加数は1千3百人。まさにガラガラ。熱気に包まれる例年に比し、手拍子を含め寂しい限り。栃木県も事情を考慮し、募集者を絞り、11人としたのに結団式で3人減り、4日の大会会場に集まったのは僅かの5人。19年の長崎大会では15人もいたのに。激減振りに戸惑いは隠せません。
大会での意見発表もほとんど映像でそれも録画が多く、高揚感に乏しくほとばしる情熱はなし。今回からオンラインでも見られるようになった。会場にわざわざ足を運ぶ必要性はあるんだろうかと思う。
今回の大会で特徴的なことはウクライナ侵攻を計ったロシアのプーチン大統領がさらに核兵器使用の威嚇を示唆したことです。これに応えるかのように日本の保守党のトップクラスがアメリカと核の共有を持ち出しました。私は広島に来た際は必ず平和記念資料館を訪れます。そこで見る映像にはいつもショックを受けます。正視することは辛いです。プーチンや世界、日本の核兵器容認者にしっかりとここに来て見ていただきたい。8月6日朝の瞬間に、さらにその日から長い間に被爆死した人、後遺症で今も苦しむ人の姿を是非知って欲しい。それでも愚かな指導者は過ちを再び繰り返すのではないでしょうか。
尊敬するなかにし礼の「リメンバー」には
この地球を 宇宙から ながめたら、
から詩は始まり、
戦争と核兵器のない平和の実現を願う人は集まれ と続きます。
地球を遠くから見れば人間という得体のしれぬ動物が罵り合い、挙句の果てに地球破滅の道を急速に駆け上がっています。「リメンバー」とは遠くかけ離れております。
もう一つの違いは警備が厳しかったことです。記念式典ではこれまで、壇上で挨拶する姿を写真撮影出来ましたが、今回は全く不可能でした。ともに祈ろうではなく、ともは外そうでした。
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2022年7月号(第462号)より
夏のあれこれ
年を重ね、そして、やせ型の私は寒さにはめっぽう弱い。冬にプールに行くのに下は厚手でのズボンと股引を穿き、上は5枚くらい重ね着し、靴下も2枚、それに手袋をして出かける。それに比べ夏は上はTシャツ、下は短パン、素足、サンダルと軽装もいいところです。
そんな夏男ですので、今回の7日連続の猛暑日も真冬に比べりゃ、どうと言うことはない。と豪語してたのですが、エアコンなし、扇風機なしの夜は厳しかったです。風が全然吹いてない、無風状態に汗でびっしょりとなりました。それが3晩ほどあったでしょうか。寝不足で目がしょぼしょぼの状態でした。そよ風が吹いて欲しかったです。
以前の私の体温は36度弱でした。免疫力を増すことで体力が付き、病気にならないと言うので食事、運動に工夫を凝らし、その結果、今は36度強になりました。お陰で冬プールに入る際は覚悟を持って臨んだのですが今はちょっと、寒いなー程度で済んでいます。そして、最近38度と体温を大きく超える気温が出ても夏バテとは無縁の状況になっています。
夏の代表的果物にスイカがありますが、この暑さの中、毎日かぶりついています。特に昨今、小玉スイカが手頃な価格で手に入るようになりましたので重宝しています。面白いものでちょっと涼しいとスイカは遠慮したくなるのは私だけでしょうか。
冬には絶対口にしない、体温を下げる作用を持つ、きゅうりとトマトも朝、昼、晩と欠かさず食べています。冬でも食べてる人と違いが判りますか?
農産物直売店あぜみちでトウモロコシが山済みされるようになりました。とうもろこしも大好物ですが、ものぐさな(食べるまでに皮をむき、塩をこすり、茹でる作業)私はその内買おうと、躊躇しているうちに今日、事務所スタッフから一本頂戴しました。やはりうまい。ちょっと、手間が掛かるけど夏の風物、毎日一本とは行かないけど食べたいと思いますね。
猛暑、コロナ(4回目の案内が届いています)、ウクライナ、参院選と目白押しの今年の夏に戸惑っている私、そして皆様方もそうでしょう。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年6月号(第461号)より
戦争絶対反対、9条死守
ウクライナでロシア兵が狙撃されたとかロシアの戦車が撃破されたと聞くとやったーとガッツポーズをしたくなる。ウクライナを侵略した当然の報いでしょうと。
でも、反面、気の毒なことになったとも思う。ロシア兵士にも一人ひとりの事情があろう。好きで兵士になったのだろうか。強制的に連れて来られたのではないかと。当人は戦いたくなくとも、個人の理由を聞いてては戦争にならない。
旧日本軍の兵士たちのほとんどは否応なしに中国、南方へ送り出された。それぞれ家庭があり、個人の事情もいろいろ持っていたはずだ。敵方から見たら、そんな個別事情は分からないから、一緒くたに見てしまう。日本兵は悪人ばかりと。
徴兵された当人は与えられた業務をしっかりしたいと思うだろう。そうしないと自分の命が危なくなる。兵舎内部でも、新兵は上官や古参兵から些細なことから殴る蹴るの体罰を受ける。
敵を撃つ前に上官を撃ちたくなる心境にもなるそうです。今でも、防衛大学や基地内で不当な暴力(いじめ)が幅を利かせている。
臆病で反戦家の私は戦場には全く不向きの人間です。もし、若い時に赤紙が届いたら、どんな対応が取れただろう。顔は背けながら、ただ、「ハイハイ」と従ったでしょう。
ウクライナ侵略で軍事費の増大と憲法9条の改悪を目指す勢力が一気に燃え上がっている。ロシア、北朝鮮、中国の隣に存在する日本にとって、軍事力強化は必然との声が大きくなるのは分からぬわけではないけど、ここは冷静に考えて欲しい。多くの国が侵略行為を非難している。支持しているのはベラルーシ1国のみであり、ロシアの国民も情報遮断の中、プーチン支持者は減少している。各国がロシアに対し経済封鎖を進めており、ロシア経済は今や風前の灯火です。侵略は高い買い物になるのです。ウクライナ問題を利用し、悪用する自民党、維新の会に誤魔化されてはならない。
日本はあの戦争を心の底から反省し、二度と再び武器を手に他国を攻め手はならない。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年5月号(第460号)より
命
第2次世界大戦後、最大のロシアによるウクライナ侵略、今年国内で最大の知床半島沖の観光船沈没事故、山梨・キャンプ場で小1女児行方不明の件。コロナ禍を含む、きな臭い大小のニュースが駆け巡っています。
ウクライナでの死傷者は増え続ける一方で、戦争停止の願いは届きません。核兵器をちらつかせるなど一方的なプーチンに怒りは収まりません。知床の観光船沈没事故も調べてみれば無謀な営業本位が事件のもとになっています。小1女児行方不明の件は事故か事件かまだ、手探りの状況です。遺族にとっては親族ではないことを祈りつつ、さぞ複雑な心境でしょう。
何れにしろ、人命の大切さが愚かさになっています。折角、この世に生を受けながら、自分の意思に反し、全うすることが叶わなかった無念さは如何ほどでしょうか。ひとり一人それぞれ、生きる権利は保証されているのに永らえることが出来なかった。気の毒です。
今年になってから、私の知人たち6人が亡くなられました。関与先、同級生、同業者、職場をともにした同僚の配偶者、以前から知り合いでプールでより親しくなった知人などです。年上が二人、あとは私より若い方です。若いと言っても全員70代以上です。殆ど、まだ悪い病状ではありませんでした。何で、逝ってしまうのと釈然としません。
日経の記事によると2020年に亡くなった時の最多の年齢は男性88歳、女性は92歳だそうです。えっそうなんだ。ビックリです。平均寿命より、5〜6歳高い。勿論、大事なことは元気でいること。最近、言われる健康寿命がそうです。寝たきり状態では生きてる価値はないとは断言はしないけど、自由に歩けなければ面白い人生とはいえません。人生100年時代が聞かれるがそれも健康でなければ意味ないでしょう。
昔は80代の方は尊敬の目で見られたが、今じゃ、女性は90歳は当たり前、すごーい時代となりました。事件、事故での被害者の話しからそれてしまいました。お許しのほどを。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年4月号(第459号)より
ウクライナ・地雷
絶対許せない戦争行為をロシアは企てて1か月半が過ぎた。いろんな情報が駆け回っている。劣勢が伝えられるプーチンが親ロ派武装勢力が事実上支配している東部地区から反撃に入る。ウクライナ大統領の徹底抗戦、米欧のロシア経済の一層の締め付け、ロシア内の反戦運動等々。
新しいニュースではウクライナの一般住民に対する幾多のおぞましい惨劇です。侵略戦争とはいえ現場の映像などが映し出している状況は信じられない残酷さです。
キーフ周囲から撤退した後には地雷が設置されており、ウクライナ政府は除去が済むまで帰還しないよう住民に呼びかけている。地雷と言えば非戦闘員である一般市民に対し無差別な被害を与えるという、人道上極めて重大な問題として対人地雷禁止条約(オタワ条約,正式名称は「対人地雷の使用,貯蔵,生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約」)が20数年前に発効した。日本ではこの法案に反対する省庁もあったが当時の小渕首相の英断?で承認した。現在日本を含め133か国が署名している。しかし、アメリカ、中国、ロシアをはじめとする約50ヶ国が、まだこの条約に調印していません。戦争は人道主義に背く第一位ですが、その中でも、後々まで死傷をもたらす地雷の生産と貯蔵は直ちに禁止し廃棄すべきです。
中国政府の今回の態度も理解できません。積極的に習近平はプーチンと停戦に向け話し合うべきなのに中立的な態度をとっています。あわよくば漁夫の利を取ろうとしてるようにも見えます。香港問題に見られるように中国政府は信頼できない存在です。
しかし、他国のことばかり批判してはいけません。日本は1945年の真珠湾攻撃から、旧満州制圧、南京大虐殺、そして東南アジア諸国に対し、暴虐の限りを尽くしました。今、政治家を始め、多くの人は口をつぐんでいるか、あったこと事態知らない人も大勢います。歴史をしっかり学ぶことも肝要です。そこから、戦争に対する考えを身に着ける必要があろうかと存じます。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年3月号(第458号)より
ウクライナ戦争
今日の時代、まさか戦争が起こるとは想像してなかった。戦後、イラク、アフガニスタン、ベトナム、シリアでも戦争はあったが、今回のロシアによるウクライナ侵入は次元が異なる。明らかに他国を自国の支配下に置く侵略行為です。
映画・ひまわり。見渡す限りに広がった一面のひまわり畑。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの競演、ヘンリー・マンシーニの甘く切ないテーマ曲。監督は世界的巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ。広大なひまわり畑はウクライナの首都キエフから南へ500キロほど行ったへルソン州で撮影された。映画にはまた、戦争で亡くなった多くの兵士の墓が写っている。
夫は兵士に取られ行方不明。絶対生きていると妻はソビエトへ。夫の写真を見せ探し歩く。やっと消息が分かるが、若い女性と子どもと一緒に生活している。間もなく夫が通勤から戻ってくる時間だと二人は駅に。列車を降り、若い女性とハグしようとすると夫へ、妻が来ていることを示す。驚き妻を見る夫。その瞬間、妻は走り出した列車に飛び乗り、座席で泣き崩れる。心配そうに見入る車内の老婆たち。この映画は何回か見たがこの場面が訪れると決まって涙がこぼれた。
戦争により、人生を滅茶苦茶にされた主人公たち。この映画は戦争の無惨さ、虚しさ、そして平和の大切さを教えてくれる。戦争は絶対いけない。直ぐに停戦してほしい。
若かりし頃、流行ってた歌に「花はどこへ行った」があった。〜野に咲く花はどこへ行く〜で始まるがジョーン・バエスの澄んだ声が忘れられない。私もよく歌いました。
ウクライナの子守歌をもとにしたことを今回知りました。そして、3,4,5番の訳詞を見れば反戦歌だったことが分かります。
改めて、5番まで歌ったら、涙が滲んできました。〜戦士になった若者と少女、戦い終わりねむりにつく〜。若者は戦争の犠牲になったのです。声を大にして叫びます。戦争は絶対にしてはなりません。即時、停戦してください。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年2月号(第457号)より
確定申告時期到来
2月は苦手な季節です。何といっても寒い。高齢でやせっぽのわが身にはいくら着込んでも底冷えに勝てない。まぁ、懐はあったかいから、いいか?
寒くつらい2月でも確定申告が楽しみです。何といっても懐がさらに豊かになる。でも、私の懐とは関係ありませんから誤解のないように願います。私の懐にはパート並みの給料しか入りません。それはそれで十分満足しています。持ってますから?幾ら収入が増えても私には関係ありません。
確定申告時機到来で嬉しいのは人との出会いです。中には50年も申告をさせていただいてる方もおり、会うのは楽しみです。毎年、初めての申告者も訪れます。そういう方ももろ手を挙げて歓迎です。
事務所のスタッフにとってはこの忙しい時期にお手上げの状態になる人もいます。昨年はコロナで申告期限が1か月伸びました。今年も密に期待したようですが残念ながら、延長はありません。パニックにならなければと心配です。
私の確定申告は税理士業務開始から40数年継続しています。今年も事業、不動産、配当、給与、雑所得と多方面に亘ります。でも、所得控除の方は小規模企業共済も終わったし、生命保険控除も80歳過ぎで加入なし。医療費控除も該当なし。寄付金控除は我が事務所の40年の申告者でも常時、ナンバーワンです。栃木県の税理士の中でも寄付金は多分トップでしょう。
とは言っても、申告書を作成するのは事務所のスタッフです。私は資料を集め、渡すだけです。無料でやってもらっています。時代が進んで(電子申告)自分の申告書もできなくなってしまったのです。信じられないでしょうが。
コロナ禍は収まる様相は見えません。2月2日の栃木県の感染者は1040人。3度目のワクチンも遅々として進んでいません。菅政権もコロナ禍で崩壊したようなものでしたが、岸田内閣も掛け声だけで収束は期待できそうもありません。
私は取りあえず、前とは別の医院で予約を取りました。注射は2回の経験で問題はなかったのですが、医者を変えたのは少し気がかりです。でも、何とかなるでしょう。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2022年1月号(第456号)より
2022年、新年に当たり
コロナ禍は一時、収まりそうな気配が見えたのに、新たにオミクロンが脅威を奮い、欧州では30万人の感染者を出す国がある他、アメリカでも50万人と桁違いの感染者が報告されています。そして、日本でも第六波が確実に迫っています。
9日には、新型コロナウイルスの感染が急拡大する沖縄、山口、広島の3県に、政府は緊急事態宣言に準じた対応が可能となるまん延防止等重点措置を適用しました。県内でも連日、50人前後の新たな感染者が続出しています。期待していた縮小よりも拡大に向かう状況に気を揉むばかりです。手洗いや消毒の他、ひたすら家に閉じ込むしか対策はないのでしょうか。ワクチン接種も救世主にはならないようです。
コロナ禍の懸念材料もあるものの、日本経済は今のところ生産指数は、10〜12月期、1〜3月期と連続して上方し、好況感を漂わせております。ホントかねーと言う声も周囲では多いのですが。関与先の中にも、高水準を維持している会社もありますし、助成金で息をついているところもあります。助成金は限度がありますから自分の器量で収益確保をどれだけできるか、存廃が問われようとしています。
私、年齢的には80代ですが幸い、運動、食事により健康を保っております。血圧が高いのが玉に瑕です。一人住まいでも何ら不自由なく生活していられるのも周囲の方の好意であり、感謝です。終活をせねばならないのですが、まだ、何にもしていません。健康が邪魔をしています。
税理士事務所の方も税理士法人に形を変え、最悪の事態に備えてあります。
昨年の衆院選では平和を担う、民主勢力は敗北しました。夏には参院選が控えております。ここでまた衆院選と同じ結果ではますます、生活環境は悪くなる一方です。個人的によりよい社会実現のため、奮闘するつもりです。
今年一年、皆様方はどんな生活が待っているのでしょうか。平穏無事な年でありますようご祈念申し上げます。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年12月号(第455号)より
2021年コロナ禍と準備
コロナ禍も収束に向かうかと思っていました。最近、県内では5日連続新規感染者ゼロが続いたのだから、そう思ってもおかしくないでしょう。ところが新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」の感染が世界に広がっています。従来の変異型に比べ重症化リスクは低いとの報告もあるが、心配な状況です。
コロナ禍の影響を見ると経済は勿論、行動力も極めて小さくなっています。この一年間に県外に出かけた人の割合はどのくらいでしょうか。気分的にもマスク、検温、手の消毒とか気が重くなります。でも、人は慣れ易いから、結構当たり前とこれからずっと気にしないで過ごす人も多いかもしれません。ホールや映画館などで椅子を一つずつ空けることはなくなりましたが、休憩室では隣り合わせしない様にしているところがまだ多いようです。
コロナ禍を経験し、これからの生き方は変わるでしょうか。変わらなくては困るのですが結局は元の木阿弥になると私は確信しています。
例を挙げましょう。80年の今月の8日、日本は戦争に突入しました。4年後、敗戦となり、この前後から、かつて経験したことのない厳しい生活を余儀なくされました。軍人、政治家の誤った判断が戦争の道へと進み、当時の天皇も極めて大きな責任を持っています。ところが今、戦争反対の声は弱くなっています。政府与党に加え、維新の会など堂々と軍事拡大を声高に叫んでおります。立憲民主党の多くの党員も日米安保条約を容認しています。口では誰でも戦争反対を唱えていますが、中国や北朝鮮が攻め込んでくると煽られると軍事費増額を致し方ないとしてます。今、戦争になったら、地球は大打撃を受けることは間違いありません。戦争の恐ろしさを身近なものとしない人が多くなりました。
3.11もそうです。東日本大震災も10年が経ち、緊張感はなくなってきています。極最近、日本の各地で地震が起こっていますが、心配はしても準備万端の家庭は少ないでしょう。
人は忘れる動物です。すべて覚えていては頭がおかしくなり生きていけませんがすべて忘れたら、また痛い目に遭います。コロナ禍で得た貴重な体験は心にしっかり蓄えて置きましょう。書いてる本人も危ない(怪しい)けれど。
今年も他にいろんなことがありました。個人的に80歳を超え、段々、考えが消極的になっていくのは致し方ないと思うし、体力的にも、一生懸命鍛えているけど衰えは隠せません。出来るだけ余計なものは脱ぐり捨て、身軽になって生きていこうと思います。言ってる意味が分からないかも知れませんが。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年11月号(第454号)より
衆院選で思う
変わってほしいけど、結局、大きなうねりは期待できないんだろうと思って、半ばあきらめていた衆院選。想像以上の悪い方に変わってしまいました。
自民党は議席を減らしたけど、公明党が議席増を果たし、野党協力で増加が伺えた立憲民主党も共産党もともに敗退した。おまけに日本維新の会が議席3倍増と力量を誇示することになり、憲法改正を目論む政党が必要な定数の3分の2を上回る313議席を獲得と憂慮すべき状況になってしまいました。
少し、救われたのは自民党の甘利明幹事長、石原兄弟が小選挙区で落選したこと。訳のわからぬ「NHKと裁判してる云々党」が衆院議員、ゼロ議席になったこと。
痛快を極めたのはれいわ新選組が3人の当選を出したこと。れいわは公約として、消費税は廃止、全国一律!最低賃金1500円、食料自給率を100%、障がい者への各種対策、真の独立国家を目指し、地位協定の改定、沖縄・辺野古基地建設は中止、原発即時禁止など、私の願いを掲げています。胸のすくような政策です。今後の活躍が楽しみです。
しかし、現実問題として岸田率いる自公政権は私の願いと全く反対に軍事費拡大、国会無視、後手後手のコロナ対策、そして森友・加計・桜を見る会など一連の疑惑の真相解明も手を出さないでしょう。暗澹たる思いです。
私の周囲は私の主張に賛成してくれる方が多いのですが、一般の人たちはそうではありません。そもそも、選挙に行かない、政治に無関心者が国民の半分を占めています。皆が住みよい社会を今も、将来も作って行こうよと考えていないようです。地球温暖化で動物も植物も生存が危ぶまれているのに脳天気には困ったものです。もっと新聞等に目を通し、勉強をしてほしいな。自分と子と孫たちのために!
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年10月号(第453号)より
動物園
宇都宮に動物園があるのは以前からよく知ってはいたが、関心が全くなく行くことなど考えていなかったのだが、サンフェを飾る写真がなく、写真を撮るために行ってきました。宇都宮動物園の歴史は結構古く、その間、倒産もあったという話題に事欠かない施設のようです。
商売に熱心で檻の中に広告が至る所にある。動物の檻を企業の宣伝に使うのはちょっとやりすぎではと思う。園児たちも訪れていたが子どもの内から企業イメージを植え付けてしまうのは心配です。
現場で働いていた方も何人か見受けたが、足利フラワーパークのスタッフの方が仕事に取り組む姿勢がよかった印象を受けました。一方的な見方ですが。足利フラワーパークと比較すると面積の規模も見る対象も比較にならない。足利フラワーパークは3度行ったがこの動物園は一度行けばもう十分です。
また、種類も少なく、象は1頭のみ、キリンは7頭もいましたがカバも1頭だけでした。象と言うとアフリカサファリへ行ったことを思い出します。目の前を象の一団が進んで行きます。
ボートからは50頭を超える象の一団がゆっくりと移動してました。たった1頭の象しかいないここは気の毒だなーと思いました。
今、動物園の存在が問題になっています。檻の中で飼っていいのだろうかということです。動物にとって自然界で過ごすのが一番ですよね。動物を見世物にしてはいけないのは理に叶っています。
話は飛びますけど、上野動物園の双子のパンダが話題になっていますが、私が3.4回見たパンダは全部海外です。団体旅行では博物館、美術館よりはぐっと少ないけど動物園にも行くんですね。
今回、一番良かったのはキリンです。長い首をお客の前に出して餌をねだっていました。お客さんも一袋100円の餌を口元へ与えていました。
遊園地には観覧車、ジェットコースター、ゴーカードなど施設は沢山あったけど月曜日の午前中なのか、動いていませんでした。
最後に次の歌を知ってますか?
「動物園の のどかな午後は
孔雀(くじゃく)が すっかり得意になって
うち中一ぱい ひろげて見せ金ぴか模様
晴着の衣裳」 詩:井上赳詩/曲:信時潔曲
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年9月号(第452号)より
菅総裁選出馬断念
何時もこの欄に自公政権の悪口ばかり書いており、閉口している方もいるでしょう。でも、応援してくださる方も結構います。そして、他の事務所スタッフは政治には興味はあっても、殆ど記事にしません。私は世の中が住みよい社会でありますよう、人一倍希望を持って臨んでいます。
と、断ってから、菅断念劇を陳べさせていただきます。菅と言う人は結局、何をやってきたのでしょう。官房長官在任中から、モリカケ問題を終始避けてきました。財務省の改竄に係る新たな赤木ファイルが公開されたのに既に解決済みと頑なに拒否。首相になってからも学術会議、会員予定者の任命拒否をしながら説明はなし。辞める前に説明をすべきことは山ほどある。それをしてから辞めてくれと言いたい。記者会見も避け、東京新聞の望月記者の著書で叩かれていた通り、誠意を持って伝えようとする意志は全くなかった。記者の後ろには一億人の日本人がいるのを全く認識していない。国民を蔑ろにしてきたのです。
小泉環境庁長官は菅首相の退陣について「すごく悔しいのは、総理が人間味のない方だと思われている節があることだ。全く逆で温かい方。感謝しかない」と目に涙を浮かべながら語ったそうだ。小泉ってバカじゃないの。信じられない。人間として最低じゃ。最も差こそあれ、自民党議員はみんなそうなのかもしれない。彼がトップでは選挙に勝てないという、若手議員が大勢いた。自分の保身しかなかった菅も自民党議員も同じ。
菅の辞めた理由もコロナ対策に専任するためと言う、誰がこの言葉を信じるでしょう。コロナ対策が全くできなかった彼が残り一カ月で何か有効策があり得るのでしょうか。ふざけんな!です。
自公政権に終止符を打つのは選挙しかありません。眠ってないで、各党の政策をしっかり勉強して、よりよい社会構築のため、一票を投じませんか。
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石川家のブドウ
もう、かなり少なくなったが、石川家のブドウが4年目に始めて実を付けた。小粒だが50房を超える程、豊かに実った。少し、酸っぱいが熟すと結構甘い。10人位の人に分けてあげたが、評判は半々。大喜びは2人だけでした。棚を作らなかったので四方八方に伸び放題。一部は川にまで達し、濁流に浸かるほど。
来年は棚を作ろうと思うが(人頼みだが)、果たして実を付けてくれるか。私は今年生り過ぎたから、来年は不作と思うが。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年8月号(第451号)より
オリンピック、昔と今
1961年の東京オリンピック時、20代半ばだった私はオリンピックに関心大だった。まだ、我が家にはTVはなかったので、当時勤めていた会計事務所の関与先でTV観戦をした。
その時の一番の印象は400m陸上リレーでアンカーのボブ・ヘイズがトップでゴールし、バトンを高く投げたシーンでした。どうだ、見たか、俺の走りっぷりを、と訴える姿が忘れられません。彼は100m走でも優勝し、褐色の弾丸と称賛された。そこまでは記憶で記したが、調べてみたら私より2歳若く、59歳で没していた。
それに比べ、今回の東京大会、私の関心はゼロ。とは言っても新聞、ネット、ラジオでニュースは流れるから続々金メダル獲得に沸く子どもたち(本物の子どもでは勿論ない、大人げない)の歓声は存じ上げている。菅首相がコロナ感染増大を無視し、金メダリストにこまめに祝福。のんきもほどほどにしろとのツイッターも続々。ホント、何を考えているのか、ホント、何にも考えていないか。呆れ果てる首相です。
東京でのコロナ感染者の数は4日には5千人を超えました。全国でも1万数千人、栃木県でも4日には178人。いつ、収まるの。ワクチン接種が終了した時。そんなことはないでしょう。全く、先行き不安です。旅行関係、飲食店の影響は大変です。当事務所には旅行関係の関与先はないけど、酒を伴う飲食関係は全滅。休業状態です。各種、給付金で生き延びている関与先も多々あります。
オリンピック報道を見ると報道機関の姿勢は一目瞭然です。読売新聞は連日、一面でメダルの数を表示しています。オリンピックは平和の祭典で、国別のメダル争いではないはずです。私はメダルなど出すべきではないと思う。順位だけ発表すればよい。
産経も熱心です。しかし、朝日、毎日、東京新聞などは一面で扱っても小さな記事です。好感が持てます。どの位の人がTVを観戦しているのか知りませんが、プールで行き会う青年はオリンピックのどの種目を見るか選択に迷うと言っていますが結構そういう人はいるんでしょう。オリンピック開催の背景を何にも考えない。知らない。知ろうとしない人が多い。だから、悪い政府が続くのです。選挙の投票率は50%を切っているのが通常のこととなりました。自分の将来をどう考えているのでしょう。無知は身を滅ぼす。そんなことも考えたことないのでしょう。悲観的な話で申し訳ございません。残り人生の少なくなった者の愚痴と聞き流してください。
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黒部の旅
もう、ずっと昔の話ですが、黒部ダム完成後、程なく行くチャンスがあったのに気が進まず行きそこないました。それから、チャンスがあったら訪れたいと思っていました。今回のオリンピックに伴う休日変更で22日(木)から連休が続いたのを機に富山、長野へ出かけてきました。
先ず、日程表を作り、1日目の黒部宇奈月温泉のホテルを捜したら、ほとんど満員。コロナ感染で春に行った東北地方は簡単に予約できたのにこれってどういうこと。だから、東京で感染者が増大の一途を辿ってるわけだ。と言いながら私も旅に出るんだから困った人だ、国賊、非国民です。難儀してやっと素泊まりプランのホテルを確保。2日目の大町温泉郷も時間は掛かったが食事付きのホテルを予約できました。前日に、みどりの窓口で大宮からの北陸新幹線の指定席を取ろうとしたが売り切れ。えっ、立ちっぱなしとガックリしたが幸い、当日、高崎駅で座ることが出来、笑顔に。
黒部峡谷鉄道・トロッコ電車のことを他のツアーの日程表で見かけたので面白そうと初日の午後、プランに入れた。黒部川に沿って往復するもので、緑一杯と一体化し、気分爽快でした。宇奈月温泉駅から立山駅まで、直行のアルペン2号を利用する。この電車は外形も素晴らしいのですが、客室はもっと凄く、景色を一望できる外向きのカウンター席、カップルシート、4人掛けベンチシートなどバラエティ豊かな座席を配置。床は木のフローリングになっていて明るく、ナチュラルな印象。これほど快適な客室は初めてです(写真参照)。所要時間1時間34分、特急料金込みで2,350円と割安。沿線の風景も楽しめました。立山駅から、いろんな交通機関を利用して今回のメーン黒部ダムへ。先ず、立山ケーブルカーに7分乗車し、美女平へ。次に立山高原バスに乗り換え50分で室堂(2450m)へ。天候は晴れたり曇ったり。日本アルプスの雄大な山々(立山、剣岳、私は名の知らぬ富士の折立、大汝山、雄山)が迎えてくれる。次に大観峰まで立山トンネルトロリーバスで10分走行。駅のすぐ上に展望台があり、黒部湖、後ろ立山の大パノラマが一望できる。雄大な山脈に表現する言葉なし。さらに立山ロープウェイ7分で黒部平、続いて黒部ケーブルカー5分で待望の黒部湖へ。歩いて20分黒部ダムが豪快な響きで迎えてくれる。
以下、案内パンフより−黒部ダムは日本を代表する大規模なダムで、アーチ式のコンクリートダムです。戦後の深刻な電力不足の解消のため、発電に必要な水を確保するために関西電力が建設しました。1954年に建設が開始され、作業には1000万人もの労働力が投入されています。当時の金額で513億円もの工費、そして7年もの歳月をかけ1963年に完成しました−。 ダムといったら勢い良く放水しているイメージですが、実は放水する時期は限られています。黒部ダムは主に6月下旬から10月の中旬ごろ放水されていて、観光放水とも呼ばれます。動画写真を撮りましたが豪快な放水を捉えることが出来ました。
まだ、続きはあるのですが、紙面の都合上、ここまでとします。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年7月号(第450号)より
7月豪雨
豪雨による災害が、ことしも7月上旬に起きました。広い範囲で激しい雨が降り続き、特に東海・関東地方は1、2日で一か月分を超える記録的な大雨になり、静岡県熱海市では大規模土石流が発生し、多くの人が巻き込まれました。
最近の豪雨では、1年前に熊本県を中心に80人を超える人が命を落とし、3年前は岡山や広島、愛媛各県などを襲った西日本豪雨で、4年前には九州北部豪雨で、多数が犠牲になりました。栃木県でも2019年10月鹿沼、足利、佐野市で死者を出し、多くの住宅浸水被害もありました。この台風では宇都宮中心部を流れる田川も氾濫しました。この川の氾濫は何十年振りで驚きでした。
地球温暖化現象による異常気候は当たり前となりました。つい先日、カナダ西部は記録的な熱波に見舞われ、気温が49度を超えました。周辺では、暑さが原因とみられる死者が相次いで確認されています。私たちが石炭や石油を使って多くの二酸化炭素(CO2)を排出したことにより、熱は宇宙により逃げにくくなりました。その結果、地球の気温が上昇する「地球温暖化」が引き起こされています。現在の生活環境を変えなくては温暖化は止められません。しかし、実際問題として車の使用を制限することは出来ません。私は先月、一カ月間で110kmしか走りませんでしたが、誰でも出来るわけにはまいりません。
経済の発展と温暖化は相反します。経済より生活環境重視に向かわなくてはならない時代に入ったのに経済に力点を置く政治が全世界で行われています。
核兵器も不要なものなのに核保有国は核兵器禁止条約にそっぽを向いています。日本政府もアメリカの核の元、条約参加を拒否しています。原発も同様、なくても済むのに運転開始から40年超の福井県の美浜3号機が先月再稼働しました。
自然災害以外にも人々の生活を困難とする人災による被害が拡大しています。あるべき姿を政府にしっかり求めよう。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年6月号(第449号)より
事務所文化の違い
昨年、9月に当事務所へ二人の女性が入ってきましたが一人は4月で、もう一人は先月末で退職の運びとなりました。辞めた理由は私の冷たい対応と青柳のいじめです。
一人は病気と言うこともありましたが、それはそれとして、辞めた原因は事務所の文化の違いと言えます。文化とはちょっとオーバーですが、事務所の歴史と内容が彼女らにとって破天荒ともいえる程、相違だったのです。
私の事務所は開業時から、TKCのシステムを利用してきました。これは私の誇りです。そして、かつ、小さな改善を日々積み重ねてきました。その結果、例えば朝のラジオ体操に始まり、朝礼での昨日の監査実施報告、関与先の状況を具に報告、そして朝の15分研修と続きます。
辞めた二人の事務所は税務署OBの事務所でした。OB の事務所もいろいろあるでしょうが、彼女たちのいた事務所は上記の朝の行事は一切やりません。ダイナブックを持って、毎月、関与先訪問を原則とする当事務所とデスクトップパソコンで半年とか1年分をまとめて事務所で入力しているのと全然違います。月々のアドバイスなど思いも到らぬでしょう。当事務所出来上がった決算書はスタッフ全員で検閲します。彼女たちの作った決算書は正直言って、当事務所と比較し、かなり杜撰な決算書となっています。きついことを続けますがあの程度の決算書では関与先が気の毒です。関与先は知らぬが仏でしょうが。結局、行き当たりばったりの運営で確固たる方針などは持ち合わせていなかったでしょう。当然、当事務所に来て、その違いに 仰天したことと思います。通信簿に譬えて言えば当事務所4(ちょっと甘いかなー)、彼女らの事務所は1です。勿論、二人に責任はありません。自分の社会しか知らなかったのですから、仕方ありません。
務めの最後の日に佐藤さんは泣いていました。事務所の皆さんに大切にしてもらったことで、感極まったのでしょう。冒頭の私の冷たい対応と青柳のいじめは全くなかったことの証です。私も青柳もしっかり支えてあげたのです(陰では分かりませんが)。
辞めてくれて、正直ほっとしています。でも、辞めて行った本人、新しい事務所で苦労すると思うのですが大丈夫なのでしょうか。余計なことですが少々気になります。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年5月号(第448号)より
コロナ&オリンピック
政府の後手後手対応でコロナは激増の一途。5月11日までの緊急事態宣言は当初から、短すぎるとの声が蔓延してた。結局は今月いっぱいまでの延長となったが菅首相の反省の声は聞かれなかった。東京都と大阪の両知事も成すべきことをなさず、一方的な自主規制の要請のみ。市民に押し付けての無策にあきれるばかり。
現在、日本のワクチンの接種率は人口の1%強に過ぎない。これは経済協力開発機構(OECD)に加盟している37か国の中でダントツの最下位です。何でそうになったのか、政府の説明はなし。先日、菅首相は渡米し、バイデン米大統領と会談したが、その際、米製薬大手ファイザーと電話会談をしたと強調していた。ワクチン不足を国内で電話せず、わざわざアメリカに行っての要望の意味が分からない。こんなことから見ても感染を抑止できない理由でもあり、政府の政策の失敗以外の何物でもない。ワクチンは接種しても3か月から半年くらいたたないと効いてこないともいう。
実際、最近の感染状況は3日連続6000人超、重症者は1144人と過去最多。背景には感染力が強い変異株の影響もあり、第4波が本格化し始めている。お陰で私が20日より予定してた長崎、対馬方面の旅行も中止に(非常時に旅とは気が狂ってんでは?)。
首相は、今夏の東京五輪・パラリンピックに関しては「厳格な感染対策を検討している。対策を徹底することで国民の命や健康を守り、安全、安心の大会を実現することは可能と考えており、しっかり準備をしていきたい」と語った。都知事も都内に来ないでくれと訴えながら、オリンピックには来てもらうという。バカも休み休みに言え。市民の70%は開催反対か延期の声。頑張ってきたアスリートが可哀そうと言う人もいるが、オリンピック代表内定者の中にも競技と命のどちらが大切なのと開催に疑問を呈する人も出ている。
そんな中で、腹立つのがもう一つあります。聖火リレーです。人混みを避けるため、公道でなく、公園内で一般人の入場なしで実施してる県もある。感染を防ぐためだが、それまでして、聖火リレーをする意義があるんだろうか。甚だ疑問です。
アメリカのワシントンポストなどやはり、今開催には疑問とし、24年開催に立候補したが住民投票で開催を断念したドイツのハンブルクはコロナの状況を見て胸を撫でおろしているという。原発再稼働反対をフクシマから学んだドイツは日本とは違うなー、感心します。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年4月号(第447号)より
辻井伸行ピアノコンサート
日本でいや世界でも最も注目されているクラシック演奏者は辻井伸行だろう。以前から一度は演奏会場で聴きたいと思っていました。クラシックファンとしては当然のことです。 今まで、宇都宮での演奏会では直ぐにチケットが完売してしまう。それが昨年春、ブームが去ったのか割と楽に買うことが出来ました。ところが例のコロナ騒動で中止。中止でなく延期だったようで演奏内容は大きく変わったが、1年後の先日催されました。
盲目でピアノの演奏をすることなど普通は考えられません。演奏曲はすべて暗譜している。余っ程、才能に恵まれ、猛練習したのでしょう。
待望のピアニストの演奏曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番。誰にでも愛されている名曲中の名曲。指揮者、秋山和慶に支えられ舞台に登場。バックは読売日本交響楽団。
映像では何十回も聴いているけど目の前での生で聴くのは、映像で見る景色と直接目の前で見る景色と同様全く異なる。TVで見るピラミッドと現地で見上げるのとは感動が全然違います。やはり、彼のピアノ演奏は胸のときめきが高まり、心が躍る。特に有名な管弦楽による序奏の後の力強い演奏で鍵盤が指も壊れてしまうんじゃないかと思う反面、低い、弱い情緒的なところは心の安らぎを覚えました。
盲目にも拘らず、首を指揮者に何度も向けるさまはまるで音合わせをしてようです。ピアノを弾く前に両手を大きく広げ鍵盤の端へ手を持って行くのは盲目のために鍵盤の位置を確認するためでしょうか。
鳴りやまぬ拍手にアンコールが演奏された。馴染みのない曲で会場の出口で曲目を確認しようとしたら、3密を防ぐため、ホームページで確認してくださいとのこと。ラフマニノフ作曲の鐘でした。
会場はコロナ騒ぎと言え、満席でした。会場を出るのにも密着を防ぐため、3階席から順に示し、1階S席は最後になってしまいました。
有名人の演奏家が来たので、会場は初めてというのか、前の席で、二組が席を間違えてました。楽章のお終いでの拍手も見られました。仕方ないことですが。
コンサートマスターが自ら譜面をめくっていました。普段は2人で一台の譜面で左側の演奏家がめくります。あれと思ったら、演奏者の席が密にならないように空間を持ったのですね。それで各自、譜面をめくっていたのです
丁度、演奏時間帯に聖火リレーが県庁前に到着したようです。私にとっては譬えお金を積まれても聖火リレーなど見に行きません。S席で鑑賞した名曲の名演奏に優れるものはありませんから。
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スタッフ退職
大和美智代が退職しました。昨年9月入所でしたから7カ月間の短い付き合いでした。退職理由は健康問題。眼が悪化し、自動車運転やパソコン入力に支障をきたす状況に至ったためです。
仕事ができ、性格も温和で、(容姿も良く、余計なこと?)文句の付けようがありませんでした。年齢が私の娘と同じ年、同じ月と言うこともあって取り分け寂しい限りです。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年3月号(第446号)より
確定申告あれこれ
コロナ騒ぎの影響で今年の確定申告も昨年同様一カ月延長されました。でも、当事務所はダラダラと確定申告書に取り組んでいるのは良くないと本来の提出期限の3月15日を目安としました。同じアミックグループのさつき事務所でも同様の方針で臨んでいるようです。
しかしながら、まだ数件完了に至っていません。原因は当方にもありますが納税者の方が延長されたのだからと高を括っているのもあります。呼びかけが遅かったのは反省点です。
当事務所のスタッフは連日遅くまで残業をし、土曜日は勿論、日曜日まで出勤し頑張ってくれました。感謝です。今は電子申告ですので、私の出る幕は少ししかありません。傍でハラハラしているだけです。年齢からして仕方ありませんが。
確定申告書した件数は今年は移籍した2名がおりましたので、前年比では大幅な伸びとなりました。でも、10数年前の税理士3名の時までは至りませんでした。最高年齢は96歳で私を含め80代は結構いました。20代は数名でした。
税理士事務所を開設して40年を越えました。最も古い申告書控えを見てみましたところ、件数は27件で今も関わっているのは私の他は2名でした。後は亡くなった方か現在は行き来してないので所在不明がほとんどです。
当時は前年申告した営業所得のある方にはカタカナで印字された住所、氏名、納税者番号が記載された申告書が送られてきました。今の申告書と比べれば至ってシンプルでした。事務所の控えはボールペンで記載した原本のコピーでした。減価償却などその年度毎に資産を書き込み、計算するという、今のクリックすれば一発で自動変換するのと比べると気の遠くなるような手作業でした。懐かしい人名と申告書に感慨に浸ってしまいました。
法人の決算書は10年程度保存する位ですが、個人の所得税申告書はすべて保存してあります。お陰で今月の記事が書きあがりました。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年2月号(第445号)より
酒&演歌
私は性格的には真面目で評判と自負しています。だからと言って堅物と思ってはいません。冗談好きで、いい加減なところも多いと思う。特に最近いい加減(ルーズ)に拍車が掛かってきた感じです。誰でも二重人格(真面目・不真面目)を持っています。相手によって使い分けているから分かりにくいだけです。
さて、今月の格言にも取り上げたが国会議員がクラブ、キャバレーに出入りして物議を醸している。入り浸りも多いそうだ。私はこういう場所は苦手です。理由の第一は酒が飲めないことです。酒の席は出来るだけ避けることにしています。一般的に息抜きには酒場が一番喜ばれます。ですから、仕事帰りのちょっと一杯の酒が習慣になっているサラリーマンを多く見られます。私にとっては息抜きの酒場が仕事より嫌な存在です。珍しい、変わった人と思われても事実ですから仕方ありません。そこに女性が加わり、高額なお金が掛かる訳です。ケチな私はとても賛同できません。
しかも、時間も取られます。息抜きで考えればそこで長時嫌な人にとっては当然、無駄な時間です。
TV漬けの人とTVを置いていない人の相違もそうでしょう。V漬けの人とTVを置いていない人の相違もそうでしょう。でしょう。時間の使い方が全然違います。
でも、年を取って体が効かなくなってきても女性は大好きです。酒は避け(酒)ても女性は生涯避けません。二重人格とは関係ありませんが。
話が戻りますが昔、「東京ナイト・クラブ」というタイトルの歌がありましたね。酒と同様、歌謡曲は嫌いなので、誰が歌っていたか覚えていませんが節(旋律)は一部記憶に残っています。ラジオ深夜便で船村徹特集をやっていましたが、郷里の出身者でもすぐ止めてしまいました。演歌よりクラシックの方が私には合います。クラシック音楽を聴いていつもクラシック音楽が好きでよかったなーと思っています。何かブログみたくなってしまいました。ごめんなさい。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2021年1月号(第444号)より
年の初めに思う
今年はどうなるんだろう。開口一番、思ったことはコロナ感染がいつまで続くのか。ワクチンの普及で楽観的な見方もあるが、私は来年まで真っ暗のままと悲観的です。勿論、早期解決を望んでいます。
県内の感染者数は急速に増加し5日現在、1,842人となりました。そして、私の周りで初めて親しい知人に感染者が出ました。ビックリしました。熱は下がったそうですが17日間自宅療養となったそうです。40代の働き盛りですので本人も周囲も困っていると思います。今はどこのスーパーの店先でもアルコールが置いてあります。気を付けていても感染してしまう厄介な時代です。普段、余りマスクをしない私でも、やばいと着用する時間を増やしました。
いつも年末年始は電車に乗って過ごすパターンでしたが、さすが今回はマスクを着け、周囲を気にしながらでは旅の醍醐味は得られないと、どこにも出かけませんでした。
自動車を運転したのも5日夕方、買い物のためでした。でも、棚に溜まった郵便物整理などで結構忙しい正月でした。
税政治の話をすると、最悪首相の安倍晋三がやっと身を引き、ほっとしたのも束の間、同レベルか或いはもっとしたたかな菅政権が登場しました。悲しくて情けなく、やりきれません。 今年秋までに衆議院選挙があります。不正を糺し、軍備縮小を計り、福祉を推進する政党が飛躍することを望んでやみません。
私の回りには思い通りに生きられずに苦しんでいる方が結構います。誰も見て見ぬ振りをしています。お調子込みの私が少しでも力になって上げるという、今までもやってきましたが、残り少なくなった人生をそちらにも振り向けたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年12月号(第443号)より
稀な年
私は5歳の時に宇都宮大空襲を体験しています。それと小学生時代の食料品不足で難儀したことも小さかったので大した記憶はありません。
それに比べると東日本大震災は私にとって一番怖い、ショックな地震でした。地震が発生すると大きな地震でなければいいなーと強く思い、収まるとほっとします。
そして今年の新型コロナウイルスは私にとって今まで経験したことのない、見極めようもない、見当もつかない、全くどうしようもない対象物です。政府の対応を見ても解決に程遠い手探り状況です。マスクさえしっかり付けていればほとんど問題はないと言われてますがこれにも疑心暗鬼です。私は高齢者ですけど身体を鍛えており、バランスの取れた食事もし、飲み会には全く参加せず、うがいも始終してますので感染はしないと自信を持っております。独りよがりですが。
今年は事務所にとっても大きな変化のあった年になりました。季節的に丁度、9月1日に重なりました。一つは税理士法人になったことです。
税理士事務所を開業して40年を越えましたが残念ながら後継者が見つからず、このままでは事務所のスタッフにも関与先にも不安を残したままになるのを防ごうと既存の税理士法人に参加しました。ただ、これだけでは最悪の事態は乗り切れそうですが、万全ではありません。やはり税理士の資格を持った方を事務所に迎えねば安心とは言えません。人探しの苦労はまだまだ続きます。
もう一つは2人のスタッフが加わったことです。私の好きな女性でしたので一緒にやりましょうとなりました。男性でしたら駄目だったでしょう。でも冗談です。真面目な方でしたら年齢性別問わず机を並べることに異議はありません。スタッフが増えることは活性化が計れますし、楽しくもなります。ウエルカムです。
コロナはいつ収束するのでしょう。後2年は掛かるとの声が高いのですが、業種により死活問題です。ワクチンの開発が世界各地進んでいます。最大の感染者を抱えるアメリカも大統領が代わることで今までよりは感染者も死者も減少するでしょう。マスクの世話にならない時が一日見早く到来するのを心待ちにしています。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年11月号(第442号)より
アメリカのデモグラシー
日本に駐留した最高司令官マッカーサーは当時の日本の精神年齢は12歳と喝破した。勝てない無意味な戦争をした日本人はその程度の精神年齢と言われても文句はつけられなかったろう。翻って今のアメリカの精神年齢は幾つなのだろうか。
アメリカの大統領選挙はメディアの一斉発表でバイデンの勝利で一応区切りとなった。この間のトランプ大統領の行動は目に余る。コロナ騒ぎを見てもマスクを不要とし、挙句の果てに自分が感染し、さらに4日目には退院し、支持者を集め選挙活動に邁進した。非常識極まる行動です。バイデンは接触を避けるため、自宅地下室から選挙の呼びかけをした。これをトランプは地下室に籠ったまま出てこないと皮肉った。コロナの対応に歴然たる差を見せた。また、トランプは早めに勝利宣言するなど一方的に自己主張に終始し、また郵便投票に不正があったと証拠もなしに訴訟を進めるとし、あくまで敗北を認めずに抵抗する構えだ。さらにバイデンの勝利決定の際、トランプはゴルフの真っ最中、どこまで愚かなのか。それと一緒にプレーした、日本の総理もとんでもない人だったなー。
このトランプに7000万の人が投票した。アメリカ人が如何におバカさんか一目瞭然、救いようがない国民が多数いることに愕然たる思いである。アメリカ
人の精神年齢は12歳以下と言われても仕方あるまい。
バイデンは吃音に悩んだ過去を持ち、さらに最初の妻ネイリアさんと3人の子どもが乗った車がトラックとの衝突事故に巻き込まれ、ネイリアさんと長女は死亡し、2人の息子も重傷を負った。これから立ち直った精神力は信じられないものです。
副大統領予定者のハリスは女性であること。父はジャマイカ人で母はインド人も驚きです。アメリカの懐の深さを感じます。因みに私は両国に2度行っています。地方検事を務め、黒人としても女性としても初めてカリフォルニア州の司法長官に就任。2期にわたり全米人口最多の州の司法長官を歴任した。得難い人物です。
新しいアメリカに期待したい。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年10月号(第441号)より
菅政権
周りの人を見ていると誰と誰さんは嫌いと陰でいう人が結構、多い。私はそれ程ではない。何でそんなに嫌うのかなーと理解できない。
しかし、安倍、麻生、菅、二階の4人は、はらわたが煮え返るほど嫌な存在。その内、首相を退任した安倍を除き、首相、閣僚、幹事長として3人が居座った。
例の通り、読売新聞は行く末を高く期待し、何面にも亘り大きく取り上げた。一方、東京新聞や、朝日新聞、毎日新聞、それにほとんどの地方紙は期待半分、気懸り半分でした。
安倍政権の継承という言葉そのままに、7年8カ月ぶりの首相交代だというのに、清新さは一切感じられない。女性閣僚もたったの2人。
それでも、緊急世論調査では何れも60−70%と内閣支持率は圧倒的に高い支持率を示した。支持する理由として首相の人柄や安定感を挙げる回答が多かったそうだ。東京新聞の望月記者の著書を読めば誠意のひと塊も持ち合わせていないのが菅だ。人柄の良さなど毛頭も持ち合わせていない。何を根拠に人柄の良さを掲げたのだろう。要すれば日本人は愚かな集団に過ぎないということだ。拉致被害家族は安倍政治の継続をする菅政権を喜んでいるが、拉致問題で全然結果を出せずに来たのに何を期待しているのだろう、摩訶不思議です。
「森友」「加計」「桜を見る会」などの疑惑をもう解済みとほおかぶりすることも許せない。新たに日本学術会議の6名の任命拒否をした。下野新聞の社説も民主主義の根幹を揺るがす暴挙と厳しい見解を示した。他の新聞も産経を除き、政府に大きな疑問を呈している。読売は社説ではノーコメント。さらに本県選出の船田元議員も「明らかに(法律の)解釈の『変更』だ」と批判した。菅政権は明らかに国民とともに歩む姿勢はない。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年09月号(第440号)より
税理士法人
別紙にてもお知らせしましたが9月から「税理士法人アミック&パートナーズやよい事務所」として出発することとなりました。
税理士法人など皆さまは馴染みないと思いますが、栃木県内で税理士の約1割、70社あります。税理士法人となるには要件として事務所内に2名の税理士が必要です。しかし、それは新規設立の場合であり、既存の税理士法人に加わる場合は一人でも可能です。
たまたま、かねてから親しくしていた佐々木税理士に相談したところ、彼が所属しているアミックグループを紹介され、そこに加えてもらうことになりました。グループに入ってもほとんど変更はありません。変わるのは(株)サン財経研究室と石川税務会計事務所がなくなることと、事務所の決算はアミックに統合されることです。ですから、関与先の方々は全く心配する必要はございません。顧問料、決算料も継続していきます。
法人加入はあくまで事務所の将来のためです。スタッフ、関与先にプラスになると確信しております。
アミック&パートナーズの谷中田悟、佐々木隆両代表に心より感謝申し上げます。
*サン財経研究室は設立後30年を経過しました。昭和から平成に移る時でした。会計法人として機能してきました。私の49歳の時、バブル経済の最後期でした。その時、法人合計87件でしたが今も残っているのは8件のみです。毎月巡回監査していた個人事業は16件でしたが今、残っているのは1件だけです。30年のという激動の歳月に改めて衝撃を覚えます。社員もあの頃活躍してくれた方は一人もいません。亡くなったという報もありません。
30年で幕を閉じるのはちょっと辛いですが、企業の存続率は10年で6%と言われます。それに比べるとよくやったともいえるでしょう。
サン財経研究室は石川税務会計事務所と比べ、馴染みは薄かったと思います。石川税務会計事務所も名称はなくなりますが、当面、電話では名乗る予定です。よろしくお願いします。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年08月号(第439号)より
広島平和祈念式
8月6日朝、8時に広島からの中継を聴くためラジオをスイッチオン。10分過ぎにスマホのTVオン。15分司会者の声に合わせ我が家で起立黙祷。広島市市長の真摯な訴えに続き、特に感心したのは広島市の小学生から選ばれた子ども代表で、いずれも6年生の男女の「平和への誓い」でした。「75年は草木も生えぬ」と言われた広島の町でと最初に陳べ、当たり前の日常が広島の町には広がっています。しかし、今年の春は違いました。当たり前だと思っていた日常は、ウイルスの脅威によって奪われたのです。当たり前の日常は、決して当たり前ではないことに気付かされました。
そして、原爆投下の悲惨な状況を語り、「あのようなことは二度と起きてはならない」 。人間の手によって作られた核兵器をなくすのに必要なのは、私たち人間の意思です。
私たちの未来に、核兵器は必要ありません。私たちは、相手の思いに寄り添い、笑顔で暮らせる平和な未来を築きます。被爆地広島で育つ私たちは、当時の人々が諦めずつないでくださった希望を未来へとつないでいきますと結んだ。ほとんど原稿に目を通さず読上げていた。それに比べ、相変わらず核兵器禁止にこころの伴わぬ首相の発言には不快感をつのられる。それに比べ、相変わらず核兵器禁止にこころの伴わぬ首相の発言には不快感をつのられる。
式典が始まって自然に落ちる涙を抑えることが出来なかった。愚かな戦争をし、日本中が空襲で惨事に到っていたのに戦争を止める決断をしなかったために広島、長崎の悲劇を招いた。時の政府、軍人、そして天皇に強い憤りを覚える。
コロナ騒ぎがなければ、今年も私はこの会場にいました。もう広島だけで6回くらい参加しています。参加と言っても柵外の警備員や見物人の背中越しです。今回従来に比べ、かなり縮小された式典でした。さらに今年の4月27日から5月22日までニューヨークで開催される予定であった、核不拡散条約(NPT)再検討会議が、新型コロナウィルス感染症拡大をうけて来年4月までの延期が決定されました。この会議にも私は2010年、15年と連続して参加しております。多分、来年も参加します。
私は核兵器廃絶の願いを今後も強く訴えます。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年07月号(第438号)より
80歳
1940年6月30日、生まれの私は今日で丁度80歳になりました。感無量という程ではありませんが、80歳に達したことは素直に嬉しいです。5年前に白内障で手術し、3年前には前立腺肥大症で10日入院、手術しました。何れも老人特有の病です。それ以外に大病はしてません。男子の健康寿命は72歳ですから、申し分ない人生と言えます。
今や、男子の平均寿命は81.25歳となっております。80歳の平均余命は89歳です。このペースでしたら、平均余命まで生きられそうです。
血圧は薬を飲んでも80−160程度あります。塩分制限をし、運動もオーバーワーク気味になる位、やっているのですが低くなりません。最近、薬を止めてサプリに切り替えました。サプリの効果は信じてはいませんが、少し様子を見たいと思っています。歯は恥ずかしながら自慢できません。理由があっての結果ですが、(歯なしは)話しになりません。
もう仕事は止めた方がいいかなーとも思います。理由は面倒くさくなってきたからです。結果的に仕事が雑になってしまいます。税理士業務は丁寧にやることが必要です。投げ遣りは許されません。それに税法の勉強に疲れてきたこともあります。思考力の衰えは如何ともし難いです。
昨年の消費税増税を前に関与先に対し、十分なサポートは自分には無理と私より、5歳若い税理士が引退しました。その方は一人でやっていた方ですがよく分かります。私の場合は幸い、優秀なスタッフが4名います。私は座っているだけで業務は進んで行きます。後継者がいないため、当面、看板を背負って行かなくてはなりません。
また、一緒にスタッフがいることは独居老人家庭には大助かりです。平日に話を交わせる相手がいるからです。
毎日、朝は4時台には起きています。約40分掛けてストレッチ体操、A案とB案を交互にやっております。A案にはスロースクワット100回があり、B案には腕立て伏せ60回が入っています。夜はプールにて泳ぎと水中ウォーキングを交互に行っています。ちょっとやり過ぎ、年寄りの冷や水かなーとも思います。何事も無理をせずにあるがままに自然に生き抜くのがいいけど出来るかなー。直ぐ頑張っちゃう性格だから。
80歳になっても社会活動は生き甲斐ですから続けていきます。でも、頼まれ事を断るにはいい口実となります。前向きと後ろ向きを適当に使い分けて臨んでいきます。
園芸
庭の片隅にトマトときゅうりが植えてあります。トマトは成績が良く、買わずに済みます。
きゅうりはイマイチです。3年前に植えた無花果(いちじく)も今年はどんどん実を結んでいます。
賃貸住宅では味わえない生活です。尤も、畑を借りれば可能ですが。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年06月号(第437号)より
コロナ諸々
新型コロナウイルスも栃木県下では公立小中高は1日、通常登校を再開した。プールも先週から利用可能となった。東京なども一部緩和されたものの、感染拡大の兆候を警告する「東京アラート」を2日に初めて発令し、改めて協力を求めた。今後も一進一退、すっきり解決は先の先になりそう。
救済措置
当事務所、関与先に対する感染拡大の影響は法人でも個人事業者でも売り上げ半減が続出しています。幸い、救済措置が実施されているので、その対応に追われています。特に持続化給付金は法人が最大200万円、個人事業者100万円が支給されるので資金繰りに大きく効果が得られるでしょう。栃木県や宇都宮市等でも補助金制度が用意されてるので、それらの申請にも携わり、協力しております。少しでも頑張る企業の役に立てれば幸いです。
巨人軍
巨人の選手2名がPCR検査で陽性を示したことが判明した。両名とも無症状の陽性者という。熱や咳、だるいといった症状なしでも感染しているとなると正直言って怖い。お手上げです。
マスク嫌い
花粉症にも縁のない私にとってマスクをするのは大の苦手です。出掛けるときはエチケットとして仕方なく用いますが忘れることもあり散々です。一人で運転中の車中でもほとんどの人がマスク着用です。超真面目なのか、何も考えないのか、どっちでしょう。アメリカのトランプ大統領は視察の際もマスクなしです。意志の強さに感心するか、大馬鹿か、多分大統領としては失格でしょう。
ブルーインパルス
新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝を示すとして、東京都心を飛んだ航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」。好意的な声も多いが、過密状態の都心を飛んだのはこれまで3回だけ。騒音や事故への懸念に加え、「政治利用では」との指摘が出ている。因みに医師らが手を振ったり、スマートフォンで撮影したりしていた写真が報じられたが自衛隊中央病院のひと達でした。でき過ぎですね。
ページトップ
税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年05月号(第436号)より
コロナに反発
もし、コロナ騒ぎがなかったら、大型連休中はNPT核不拡散会議支援のため5月1日までニューヨーク、ボストンでした。3、4日は恒例の東京国際フォーラムでのクラシックコンサートに一泊で行く予定でした。その他、映画、集会参加など連休を存分、有効活用するはずでした。
それがスーパーへ買い物に行った他はずっと自粛でした。私の使っている軽自動車の走行距離は3月が108km、4月90km、今月は6日迄で走行ゼロです。ガソリン価格が史上最低を記録しているのに何としたことでしょう。
スポーツジムも休業となりました。ジムでは泳ぎと水中ウオーキングの他にジャグジーとサウナも利用していました。独居老人宅なので家では勿体ない、面倒くさいと自宅の風呂は封印していました。今回、止むなく銭湯へ行ったものの今一寛げず、物足りません。そんな中、思い出したのが自宅のサウナ。もう、10数年は使ってなかったので、すっかり忘れてました。で、スイッチオンしたが音沙汰なし。メーカーに電話し、東京から来てもらいました。二人で2時間かけて修理完了。費用は何と37万円。サウナに入る前に汗びっしょり、心臓が止まりそうになりました。去年、自動車事故で40万円の請求があり、屋根の樋修理も80万円掛かりましたが、こちらは保険で賄えました。サウナは全額自己負担、利用頻度からちょっと勿体ないなーとの思いもちらつきました。でも、一人しか入れない狭いサウナですがのんびり、ゆっくりした気分で汗を流しました。
自粛要請も若干緩和されました。でも、私の好きな映画館はストップのまま。常連の映画館、ヒカリ座はいつもがらがらです。スーパーより、ずっと安全、安心なところです。一律に規制を掛けるのはおかしい。日光市の感染者はゼロです。授業はやってもいいと思う。今回の騒ぎの一番の犠牲者は生徒です、家庭です。家にいるより学校の方が生活環境も格段に優れています。知事よ(取り敢えず首相より知事が肝心)、馬鹿の一つ覚えでなく、地域、規模などきめ細かく対象物を検討し休業要請すべきです。もっと頭を使え。最後は怒り心頭ですが、皆さんはそうは思ってないんでしょうね。
軽自動車税-所長ブログより-
愛車の税金の納付書が届いた。軽自動車です。あけてビックリ、税額が何と12,900円。軽なのに高すぎない。5〜6千円位だったと思っていたが・・・。そしたら、初年度経過後、13年経過した車両は別価格。普通車の13年経過車の扱いは知っていたが軽にも適用されるとは知らなかった。
13年間で走行距離は50,500km。ちょっと走る人は年間3万km、もっと走る人は5万km。最近は事務所の車も昨年購入したフィットが主力だから、軽の出番は少なくなった。
今年になって僅か600km。お飾りみたいで勿体ない。4駆だからなお更です。
営業用の税金は8,200円。これっておかしいと思う。営業車の方が走行距離は多いのだから、例えば道路の負担割合も多い筈。
ガソリンスタンドの前を通ったら、リッター112円でした。安い―、もっと走らんと損?
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年04月号(第435号)より
確定申告書あれこれ
今年はいろいろあった確定申告書でした。何と言ってもコロナ騒ぎで申告と納付期限が延長になったことが最大の出来事でしょう。東日本大震災の際は一定地域で延長制度が実施されたが、今回は日本全土に適用されました。
そんな延長制度などは関係ないと思っていた当事務所でしたが、実は恩恵を最大に受けてしまいました。延長制度がなかったら、どうなったか、想像するだけで怖気づいてしまいます。3月末には電子申告手続きで大わらわでした。申告開始時点ではそんなことになるとは全く思ってませんでしたのに。何故だろうと原因を探ってみてもよく分かりません。コロナ騒ぎと同じです。実際、原因があるから結果があるわけですが、当たり障りもあるので?この話題はこれにて終了とします。
さて、今年の申告件数はここ10年で最高でした。金額もそうです。但し、10年前と比較すれば枚数、金額とも70%程度です。この理由は簡単で勤務税理士2人が独立したためです。
今回の特徴は譲渡事案が大きかったことです。これが収入金額を膨らませ、かつ、申告の遅れの一つにもなりました。
自慢話になりますが今回当事務所の申告者全員の所得控除額より私(石川)、一人の方が多い所得控除がありました。寄付金控除です。金額は記しませんが半端ではありません。今は収入が少ない分、自分でも驚きです。
コロナ騒ぎも今回の所得税は昨年1年間の実績ですから、影響は全くありませんでした。逆に来年の落ち込みが心配です。
2019年、台風などの大災害相次ぎましたが当事務所では雑損控除の適用者はありませんでした。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2020年03月号(第434号)より
新型コロナウィルスあれこれ
今年の十大ニュースの揺るぎないトップは新型コロナウイルスでしょう。中国武漢で火の粉が挙がり、他山の火事があれよ−あれよといううちに日本に関わる大型豪華客船に延焼。さらにヨーロッパに飛び火し、ついに世界中が焦土と化しました。
1 確定申告の申告期間延長
先ずは身近なことで確定申告延長、これには驚きました。かつて、こんなことはありませんでした。東日本大震災が発生した被災地では3月11日以降に到来する申告・納付等の期限が、全ての税目について、延長されました。しかし、今回は日本全土で一か月間確定申告書の提出期限の延長です。
しかし、この延長は大したメリットはないが私の考えです。期日が延長されてもだらだらと確定申告をやっているわけには参りません。確定申告を早く終了して、通常業務に入らないと関与先から苦情が来ます。そのため、連日残業して頑張っています。この理由から、税理士の中で、延長を喜んでいる人はほとんどいないと思います。一般の納税者も申告が終わると肩の荷を下ろしたと皆、ほっとします。早く済ませたいのです。税務署だって困ると思う。
ぼそぼそ受け付けては、収拾がつかなくなるでしょう。申告だけでなく納付も伴うし、6月には人事異動もあります。市県民税を計算する人たちも6月納付に間に合わせるのは大変でしょう。結局、だれも得をしない。政府が一人相撲を取っているだけでは。
と言いながら、実は恥ずかしながら我が事務所では確定申告が16日現在、終わっていません。どこの関与先と言えば私の申告書です。必要なデータは渡してありますがお金にならないからほっとかれたのです。延長制度で助かりました。
2 学校
最も困難に直面している一つは学校(関係者)だろう。どうすればよいか各地でパニック状態に陥っている。しかし、本県の茂木町では通常通り授業を実施しています。理由は「保育園・幼稚園が通常通り運営されている」「休校となった場合、子どもたちだけで過ごさなければならない状況が発生しうる」「通常授業が実施されれば、安全に配慮した形で昼食を提供できる」とし、「健康・安全を確保するうえでも学校で過ごすことが最適である」と説明。政府の方針に闇雲に従うのではなく、何が大切かをしっかり掴んで教育に当たっている町があることを知ってほしい。
3 景気
今のところ、計り知れないダメージを経済界は受けるだろうと言う話で、次の決算は燦燦たるものがあろう。実際、株価は信じられない急降下です。毎日のように1千円ずつ下げている状況で、一時、16,000円台を記録し、1月の最近の最高値から30%も下がったことになります。私の持ち株もどの位下がったのか、怖くて計算してません。今こそ、買いの
チャンスですが、まだ下がるのではと疑心暗鬼の状態です。
高速道路を最近、走行しました。いつも目立つ観光バスは皆無、トラックも乗用車より少なく、異変はここにも表れています。
今回の肺炎問題はいつ終えるのか分かりません。そのため、動揺が収まりません。世界全体の問題ですから、何とか解決の糸口が見つかるといいのですが。
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2020年02月号(第433号)より
安倍首相施政方針
2020年、今年最大の話題はオリンピック・パラリンピックでしょうが、私はほとんど関心を持っていません。前回の64年の時には夢中で応援しましたが、今はあの当時と比べ周囲の状況も大きく変わり、私自身の考察力も判断行も格段と付いています。
福島は使用済み核燃料も汚染水処理もそして住民の帰還も進んでいないなど何ら解決されていません。南海トラフもいつ襲ってくるかわかりません。そんな状況の下でオリンピック騒ぎではないでしょう。
ところが2020年の通常国会が1月20日、開会したが安倍首相は施政方針で冒頭から結びまで、東京五輪・パラリンピックを取り上げ「日本全体が力を合わせて、世界中に感動を与える最高の大会とする」と強調し、国民一体となって、新しい時代へと共に踏み出していこう」と呼びかけました。五輪を疑惑隠しに使ってはいけません。
実際、政権を揺るがす大きな問題となっている首相主催の「桜を見る会」、政権が推進してきたカジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件。公選法違反容疑で事務所が家宅捜査を受けた河井案里・参院議員、河井克行・前法相ら首相が任命した元閣僚の辞任については一切、臭い物に蓋をするかのように触れず仕舞いでした。
特に「桜を見る会」は次から次へと杜撰な管理実態が明るみに出て、国民の政治や行政に対する信頼は失墜しました。
国会が本来の政策論争にすべきとの声が保守勢力から聞こえるが、安倍総理自ら事体を明らかにすれば済む話。一日も早くすべてを語り、日本のために内閣総辞職を計るべきです。
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2020年01月号(第432号)より
2020転換期
1940年生まれの私は6月の誕生日を迎えると80歳になる。70歳代はそんなに年齢は意識しなかったけど、80歳となると先が見えて来ます。後、何年生きられるのかと。そうは言っても男性の平均寿命は81歳だから、同世代の人はまだかなり存在している。尤も、健康体となると限定されますが。私は幸い、老人特有の病気で手術などしましたが、それ以外は問題になることはありません。丈夫で長生きするため、今まで通り、心掛けていきたいと思います
さて、巷では今年は何と言っても東京オリンピック、パラリンピックで持ち切りです。でも、私には全く関係なし。現在の日本で開くべきではない。フクシマは全然解決していませんし、大会中に大災害が発生したらどうすんの。1964年の東京オリンピック時は24歳。夢中で見たけど、今は無関心。関係者は金メダル目標30個を掲げているが、一つも取れなくてもいいと思っています。と言いながら、水泳の萩野公介の動向は気になります。矛盾してますが。
国民体育大会もそうです。最近の下野新聞には4ページの特集を組んでいます。今更、国体でもあるまいが私の考えです。何もなかった戦後間もない頃はスポーツ振興として各県持ち回りで大会を開く意義はあったでしょう。しかし、今は小学生の全国大会が各種開催されています。膨大な予算を使って国体など開く必要はありません。
新年になって、イランとアメリカの間で危険な動きが起こっています。戦争は絶対いけません。双方、特に大国アメリカに自制を強く求めます。全財産を証券会社に預けている私?にとって、中東紛争は困ります。米中貿易摩擦も心配の種です。増税の影響も株式ばかりでなく、庶民の生活にも悪影響を及ぼしています。実際、余計に10%も払うのは腹が立ちます。
今年も社会活動は続けます。4月下旬にはニューヨークで開催される核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議支援のため出かけます。6月には京都で開催される平和委員会総会に、8月には原水爆禁止世界大会に参加するため、広島へ向かいます。
昨年、市議会議員に初当選した方が年始の挨拶に見えました。どうやら引き続き、この議員の後援会長を担うようです。そんな柄(器)ではないのですが、頼まれるといやとは言えない性格に自分でも困っています。
当事務所の最大の課題は後継者問題です。最近、私より高齢者の税理士が税理士法人設立へ向けて動き出しました。私もしっかり情報収集をし、打開を図りたいと思います。
関与先の皆さま方も厳しい経営環境の下、しっかりと足元を見、健康に留意し、良き一年となりますようお励み下さい。
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2019年12月号(第431号)より
激動の2019
今年もいろいろありました。人それぞれ見方はあるでしょうが私が選んだビックニュースは次の通り。
徴用工問題で日韓関係悪化
韓国人元徴用工の問題を発端に日韓関係は悪化。既に解決済み、卓袱台返しと保守層は主張するが真相はそんな簡単なものではない。仮に政府間では処理済みとしても個人補償は必要と私は思う。
天皇陛下が即位。「令和」に改元
正直腹立たしい。新憲法の下、主権在民です。元号など国際社会では全く通用しない。喜び、溢れる市民が大多数なのはメディアに踊らされているから。
消費税率10%スタート
消費税率が10月、8%から10%に引き上げられた。同時に、外食と酒類を除く飲食料品などの税率を8%に据え置く「軽減税率制度」が導入された。消費者は2%アップで生活苦を余儀なくされる。もっと大変なのは業者、そして会計事務所です。
東日本で台風大雨被害、死者相次ぐ
東日本で台風大雨被害が相次いだ。台風19号は土砂崩れなどで死者は90人を超えた。台風15号では、千葉県で大規模停電が発生。台風21号に伴う記録的な大雨では、各地で河川氾濫が発生した。私の知り合いも何人か床上浸水の被害を被った。地球温暖化もあって今後、災害は恒常化となろう。日本政府は温暖化に対し、傍観者で全く手を打とうとしない。
参院選で与党が勝利、改選過半数
第25回参院選は自民、公明の与党が改選定数124の過半数を上回る計71議席を獲得した。比例選で、れいわ新選組は2議席、NHKから国民を守る党は1議席を得た。相変わらず、眠ったままの市民。救いはれいわ新選組。
原発事故、東電旧経営陣に無罪判決
東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人について、東京地裁はいずれも無罪判決を言い渡した。判決を不服として、検察官役の指定弁護士は控訴した。原発再稼働反対を訴え続ける私にとって悔しい判決。
関電幹部に福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品が渡り、幹部が辞任した。原発は恐怖の存在の他におぞましい裏金が飛び交う。
首相主催「桜を見る会」20年度は中止に
政府は13日、例年4月に開かれる首相主催の「桜を見る会」を20年度は中止すると発表した。安倍首相の後援会関係者が多数招待されているとの批判を受け、会のあり方を見直す。長期政権に驕りが見られ、末期的現象だがおバカな市民は首相辞任を求めず。
沖縄・首里城が焼失
那覇市の世界文化遺産・首里城跡に立つ首里城で31日、火災が発生し、正殿など主要部分が焼失した。 11月上旬、沖縄で開催の平和大会の際、訪れたが守礼の門から先は交通止でした。中高校生、外国人が沢山いました。ホント残念です。
ローマ教皇が38年ぶり来日
ローマ教皇フランシスコが来日した。被爆地の長崎と広島を訪問して核兵器廃絶を訴えたほか、原発にも疑問を呈した。頼もしい方です。安倍さんとは全然違う。
ノーベル化学賞に吉野彰氏
今年のノーベル化学賞にリチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰・名誉フェローが選ばれた。嬉しいニュースでした。
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2019年11月号(第430号)より
アイスランド旅行1
アイスランドと言うとどんなイメージを持ちますか。どこにあるのか知らない方もいるようです。アイスですから、寒い国とおっしゃる方は正解です。しかし、北欧諸国とほぼ横並びですから、寒いと決め付けるのも如何かな〜とも思いました。が実際、訪れたのは、10月下旬、レイキャビクの空港、午後6時の気温零下1度と言うアナウンスに、それほどの寒さではないと思って、外へ出たら何と何と、あまりの寒さに気も動転。風も猛烈に吹いており、ひ弱な私(体重40数s)は吹き飛ばされそうになり、腰を落として必至に歩きました。体感温度は零下10度位に感じました。
アイスランドの面積は北海道より、ちょっと広い程度で人口は僅か33万人。宇都宮市より人口の少ない国です。首都、レイキャビクも人口は12万人とこぢんまりです。人口密度が低いことから、レイキャビクを除くと私の嫌いな交通信号機には、とんとお目にかかりませんでした。その代わり、ロータリー方式はたくさん見かけました。日本では何故、信号オンリーなのでしょう。
アイスランドと言えばオーロラが有名です。あちこち出歩いている私ですがオーロラは見たことがありませんでした。この旅行は当初、アラスカが目的地でしたが何らかの事情でアイスランドに変更されたそうです。アラスカは以前に行っているので、どうせオーロラを見るのなら一度も訪れてない未知の国アイスランドがいいと強く願ってましたので希望が叶え嬉しかったです。
そのオーロラですが、今回、5泊7日の日程ですが、5日間の夜すべてオーロラ鑑賞になっていました。ですから、到着した日の夕食後、早速、遅い時間がベストと言うので9時過ぎにホテルを出ました。歩いて5分位の海岸渕が良さそうと言われ、そこへ行ったものの、風は全然治まらず、足元がふらつくが今夜のオーロラ予報は最高の5と言うので近くの建物を背に待つ。程なく、雲の前後が薄緑色に染まってくる。絵葉書のような具合には行かないがそれでも待望のオーロラだ。赤も交じるが何れにしろ、現れるのも消えるのも早い。食い入るように見つめる。流れ星も飛び交い最高の気分。でも、寒さは変わらず、もう少し見たいがガタガタ震える身体に勝てず退散する。2日目はもっと、好条件の下で鑑賞する。但し正直に言って、肉眼で見るオーロラは薄い緑、薄い赤で写真のように綺麗には見られません。写真も高級品かオーロラ専門のカメラしかよくは写りません。従って写真を通じてのみ、満足するオーロラを観ることになります。そんなオーロラを見るために高いお金を掛けて寒いところへもう行く気にはなりません。
話しは前後しますが、今回のメンバーはパタゴニアや昨年のフィンランドへ行った方たちです。いつも同じメンバーとは限りませんが、今回は弁護士5人とその家族3人、それに私といつもガイドをお願いしてる方の10名でした。
アイスランドの旅 露天風呂とサウナ
アイスランドのホテルに3カ所宿泊しましたが、うち2カ所はバスタブがありませんでした。日本人にとって風呂抜きのホテルは考えられませんが、欧州では普通のことですので驚きません。しかし、1軒には露天風呂とサウナがありました。風呂好きサウナ好きの私は喜び勇んで万歳しましたが、サウナに入るのに部屋から軽装で更衣室(暖房なし)へ、そこで水着に変え(混浴)、寒さに震えながらサウナ室に駆け込みました。ところが温度が低く30分も入ってたのにブルブル。浴室に飛び込みやっと生きた心地(38度)になりました。でも、寒風の中ですから、首から上は寒いこと、この上なし。浴室退去後もパンツ姿で更衣室へ、シャワーを浴び、着替え、自室へ戻るまで駆け足の連続でした。日本では高齢者は更衣室の温度を高めに設定し、心筋梗塞など防ごうと言われてますが、全くそれとは反対、命がけでした。そんなわけで浴槽に入る酔狂者は他にいなかったようです。それも二日続けてですから、我ながらおかしな人です。メリットは天の川が広がる夜空を独り占めできたことでしょうか。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2019年10月号(第429号)より
関西電力をぶっ潰せ
関西電力が原発の発注先から当の電力会社のトップのもとへ資金が還流されていたことが判明した。資金の流れは関西電力→建設会社→元助役→関西電力幹部。あり得ない、信じられない事件です。個人商店ではありません。今の世の中で日本を代表する会社で起きました。しかも、記者会見で発表した内容はこれまた、薄っぺらな人を馬鹿にしたものでした。昨年の税務調査で判明した7年間の範囲に絞り、氏名もボヤカシ。役員は辞意の意志もなし。
受注先の建設会社は2013年期の売上高は3億5千万円、15年は10億円を超え、18年は21億円と急上昇。これまた、今の日本ではあり得ない実績。オリンピックで建設業者は潤っているがそれにしてもすごい。福井県高浜町の元助役も90歳で今年3月に亡くなったが退職後も原発事業に絶大な影響力を持ち、地元では「天皇」とも呼ばれていた。福井・高浜町の人口は約1万人。その多くが原発に関わっていると言われており、町の予算の半分以上は原発交付金で賄っているそうです。
最初の記者会見で不透明が多く、各方面から非難の声が上がったため、10月に入り、2度目の会見を開き、公表を拒んできた社内調査報告書を開示した。現金のほか商品券や仕立券付きスーツ生地、金貨、金杯、米ドルと何でもあり。一度に1千万円の現金授受をはじめ、総額が1億円を超えた役員が2人。社長就任の祝いにお菓子の下から金貨が出てきた、に至ってはまさに時代錯誤も甚だしい。20人で3・2億円改めて、受領の中身を知り、その非常識に戸惑いを感じたのは日本人の全員だろう。
それにも拘らず、岩根社長と八木誠会長は「原因究明と再発防止の徹底」のため、ともに続投するというのも、到底あり得ない。絶対にやめるべきです。周囲も誰も続投は認めない。次の記者会見で辞任を発表することを私は保証します。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2019年9月号(第428号)より
週刊ポスト「韓国なんて要らない」
さらに「嫌韓」ではなく『断韓』だ 厄介な隣人にサヨウナラ。そして、週刊ポストの特集には、日本が韓国と「断交」した場合にどのような未来になるのか、軍事や経済など5つの面から検証。次に、『怒りを抑えられない「韓国人という病理」』という見出しの記事では、韓国人の10人に1人が怒りをコントロールできない「間欠性爆発性障害」であるというレポートを紹介し、韓国社会などを分析している。
この見出しを見たとき、ここまで言っちゃうのかと驚きと呆れが交錯した。好韓人間の私は「隣国と仲良くやりましょう」が日頃の主張。正直、ショックで心配していたら、深沢潮、柳美里、内田樹ら作家たちから怒りの声が続出し、そして、発行元の小学館とは今後は仕事しないとも。これらを受けて週刊ポストはお詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参りますと謝罪した。私から言わせれば何を今さら、形式的な謝罪?売れれば何でもやるのが出版社。勿論、これを買う市民も同罪、思考力停止に陥っていると思う。
そしたら、丸山穂高衆院議員が再び竹島に絡み、戦争により領土を奪取する趣旨の発言をした。さらに信じられないのは丸山氏が最近入党したNHKから国民を守る党の立花孝志党首。立花氏は「表現の自由だ。国会議員として問題提起をしている」と丸山氏を擁護している。そんな馬鹿なことはあり得ないではなく、あり得る世の中になってしまった。よく今の若者は何を考えているのかさっぱりわからんと老人が嘆くが、国会議員にもわからん人は蠢いているようだ。
維新の会は大嫌いな党だったがN国はもっとひどい。そのひどい党に渡辺喜美参院議員がすり寄った。良心のかけらも持ち合わせず、ただ己の欲を満たすだけの恥ずべき議員が栃木県北部を地盤とする渡辺喜美だ。軽率な彼の行動について、県北の選挙民はどう対応するのだろう。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2019年8月号(第427号)より
暑さ、冷やして
円高、株安。8/5、1ドル=105円台後半で推移する外為市場、日経平均株価は前週末比500円超下落(終値は366円安の20,720円)。と日本の金融市場の動揺は収まらない。
原因は米中貿易摩擦の再燃、米国の利下げ。マイナス金利の日本では対策は無きに等しい。ただ、世界の情勢をぽかんと見ているのみ。
北朝鮮はこの1週間余りでミサイルを連続発射。トランプ大統領は短距離ミサイルは問題視しない考えを改めて示し、日本政府も現時点において、わが国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていないとした。あの圧力一辺倒はどうしたの。
そうかと思えば韓国に対しては輸出管理上の優遇を適用する国から除外し、徴用工問題でも国際的に解決済みの一点張り。被害者個人の請求権は残っているのは国際的には常識。困ったことに地方自治体や草の根の交流事業が、相次いで中止されていること。旅行客にも影響が出始めた。両国とも頭を冷やし、話し合うべきです。
名古屋では企画展「表現の不自由展・その後」が慰安婦を象徴する「平和の少女像」が展示されていたことで中止となった。ガソリンの携行缶を持って行くなどの脅迫が相次いだためだが表現の自由のない現代にっぽん。
明るい、驚きのニュースは女子ゴルフの渋野日向子(20)が4日、AIG全英女子オープンで優勝したこと。日本勢のメジャー勝利は、1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来で42年ぶり2人目。岡本綾子、小林浩美、宮里 藍が一度も成し遂げず、男子のAON(青木、尾崎、中嶋)も遠く及ばなかった。快挙です。しかも20歳です。
ちょっと古くなるが大相撲夏場所。本県出身幕内力士、貴源治、出足好調だったが終わって見たら4勝のみ。後半は何と10連敗と不甲斐ないもいいところ。もう一度、十両に戻って出直すべし。一方、双子力士の貴ノ富士は幕下優勝に続き、11勝。来場所の勝ち数によっては幕内も可能。楽しみ。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2019年7月号(第426号)より
南アフリカの旅1
昨年、南米を訪れ、イグアスの滝を満喫しました。20数年前にナイアガラの滝にも行っているので、残る三大瀑布はアフリカのビクトリアの滝のみとなり、その時、出来たら来年はビクトリアの滝へ行こうと思いました。願いが叶い南アフリカへ6月末から7月に掛け訪れました。
昨年の南米と同じく、南アフリカは日本と正反対の位置にあり、遠かったです。自宅を出て、マロニエバスにて成田空港→香港→ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)→ビクトリア・フォールズ(ジンバブエ)まで所要時間は33時間でした。気候的にも真冬に当たり、灼熱のアフリカのイメージとは逆で、冬服持参での旅となり、スーツケースも満杯となりました。
先ず、三大瀑布の比較をして見ました。
幅(m) 高さ(m) 水量
ナイアガラ 323 54 比較データ無
イグアス 4000 80 比較データ無
ビクトリア 1700 108 比較データ無
三大瀑布と言ってもかなりのばらつきがあります。でも、日本の滝とは比較の仕様もありません。ナイアガラの幅は狭くとも一気に流れ落ちる水量は見応え十分です。
さて、ビクトリアの滝はザンビアとジンバブエの国境に位置し、1855年に英国の探検家リビングストンが当時のイギリスの女王の名前を取り、ビクトリア・フォールズと命名しました。日本を経ち現地に到着したその日の午後には眺めることが出来ました。古くから現地の言葉で「モシ・オ・トゥニャ(雷鳴轟く水煙)」とも呼ばれていますが実際、水煙はかなり離れたところからも見ることが出来ました。水しぶきがすごいから、雨具で完全防備するよう事前に注意を受けましたが、一番の雨季を過ぎていたので大したことはありませんでした。あちこちで虹が見えたので皆さん、喜んでおりました。
一日置いて、ヘリコプターから滝を眺めました。ホテルから車で5分程のところにヘリ発着場があり、飛行時間は10分程と短かったのですが、大迫力の姿と深い渓谷に守られた自然は最高の眺め、最高の気分でした。
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2019年6月号(第425号)より
令和、トランプ
令和、令和の大合唱は治まることを知らない。メディアが煽り立てるからか、国民が欲してるからか、どっちもどっちで止まるところを知らない。ごく、まともに考えれば、生まれによって社会的地位が異なることはあり得ない。しかし、多くの国民は「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」という言葉をないがしろにしている。前天皇、現天皇の行くところ、行くところに人、人、人が集まり歓迎する。それが当たり前の社会になっている。天皇制を否定する人はまるで非国民扱いされるような雰囲気です。尤も、いつでもどこでも、大衆に手を振ってなければならないあの方々を気の毒だなーと見ていますが。
安倍政権も天皇を最大限に利用し、政権の安泰を計っている。これにも国民はノー天気で、支持率アップに貢献している。トランプ大統領の訪日にも、まるでかばん持ちのような日本の首相はまたまたゴルフをし、升席を改造し、大相撲を観戦、そして炉端焼きの店に繰り出す様子を何のみ境もなく、メディアは報じ、国民も批判することなく容認している。
イギリスへもトランプは訪問したが、ここでは彼の政策、行動に大規模な種々の抗議運動が展開された。日本人はいつの間にか腑抜けになったのでしょう。
なお、オバマ大統領は3年前の5月に原子爆弾が投下された広島を訪問しています。トランプとの違いは月とすっぽんです。
核兵器廃絶、福島原発事故、北朝鮮問題、景気停滞と消費税増税、辺野古基地建設など幾多の課題を抱え、やるべきことはたくさんあります。先ずは参議院選挙で野党統一候補一本化を計り、現状を大きく変えることを願っています。
空き地1.県庁前
1955年に完成した栃木会館旧館(1991年閉館)と1963年に完成の新館は2016年閉館し、現在は写真の様に空き地になっている。
栃木会館が出来る前は公会堂があり、ここで演芸会が催された。私が一番印象に残っているのはボクシングの試合がここであったことです。ボクシングと言えば、旧下野新聞の2階にあったTVで白井義男の世界マッチを見たことを思い出します。
旧下野新聞のあった所など、知らない人が多いと思います。まして、1954年に取り壊された公会堂が県庁前に立っていたことなど知る人はもう皆無かなー。因みに私は公会堂の直ぐ東で育ちました。
空き地は当面、利用計画はない
観戦日記
初めて栃木県グリーンスタジアムに入り、初めてサッカーの公式戦を観戦した。たまたま1カ月位前にサッカーのチケット訪問販売員が我が家を訪れた。サッカーの公式戦は見たことがなかったので購入。払った金額はB席4名で4,290円。行ったのは弟夫婦と3人。
駐車場探しがなかなか捗らず、時間を要したが競技場まで徒歩10分少々でした。相手はJ2、4位のヴァンフォーレ甲府。強豪でしかも、対戦成績は過去9戦して栃木は勝ちなし。
座った席は相手が攻めるコーナー側。目の前で攻められっぱなしで気が重い状態が続く。
20分位見ていたが、反対側へ行って見てみようと移動したら、その間に栃木SCがゴール。肝心なところを見逃す。大型画面でリプレーを繰り返し見る。最後まで観戦するつもりはなくハーフタイムで帰参。翌日になって、地元新聞で1:0にて栃木SCが勝ったことを知る。スポーツ欄で大きく、詳しく報道されてました。
以前にアイスホッケー、昨年、(バスケット)Bリーグを観戦しているのでこれにて、地元プロスポーツ観戦は終了。他にプロ野球独立リーグ、栃木ゴールデンブレーブスがあるがこれは興味なし。
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2019年5月号(第424号)より
市議会選挙
来月で79歳になりますが、長生きすると思いもかけないことがあるんですね。1月の後半にご夫婦で私の事務所を訪れた方から、4月の宇都宮市議会選挙に出馬することにしました。ついては選挙の後援会会長を務めてくれないかと要請されました。今まで、選挙自体に深く係わったことなどないのに、私が後援会会長とはなにと、呆気に取られました。そして未だ、選挙の取り組みが全然進んでなく、選挙事務所もまだどこと決まってないという。結局、気の毒に思い、引き受けてしまいました。彼H氏とはLRT反対運動で知り合った仲で、深い付き合いがあったわけではありません。ですから、彼のプロフィールも余り知らず、奥方と会ったのも初めてでした。それなのに重要な役を引き受けてしまい、反省半分で活動にのめり込みました。と言っても、本業もあるし、四六時中、選挙事務所に顔を出したわけではありません。
さて、候補者は初出馬で見通しはとんと読めぬ状況だと私は思ったのですが、他の幹部は順調に浸透していると自信ありげでした。結果は、次点と38票差の最下位当選でした。それで思ったのは私が後援会長になったから当選したという自負です。会長にならなかったら、私の票さえ、他の候補者に入れました。私がお願いしたことで、最低でも40票はH氏に投票したと思います。ですから、私が関わったお陰で彼は間違いなく、晴れて当選したのです。投票翌日と翌々日、私はメール、電話、ファックス、近所回りとお礼に時を費やしました。私の顔を立てていただいた方に感謝でいっぱいです。
当選してホントに良かったでした。大学入試で滑っても、他の大学を受けるとか浪人するとか、他に手立てはありますが、議員は次の選挙を待つしかありません。そう考えると、選挙は結果により、天国か地獄かという前途に大きな隔たりが待ち受けます。
今回の選挙で6人の方を支援(何れもLRT反対者)しましたが、2人は落選の憂き目を見ました。うち、一人は落選の翌日朝、支援してくれたのに申し訳ないとメールを寄越しました。Hさんより関りは深かっただけに残念でした。もう一人は年齢が私より上ということと、1月に会ったときに諸事情を考慮し、出馬は断念すべきとアドバイスもした方なので落選も致し方ないかなーと思います。
後援会会長は年齢的に次はないと思います。貴重な経験をさせてもらいました。
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2019年4月号(第423号)より
1.ホームラン
プロ野球が開幕、華々しいホームランも飛び交う、野球ファンにとっては楽しみな季節となりました(私は今は興味を無くしましたが)。
我が事務所では既報のように8年間勤務し、優秀な3番バッターに育った方が、退職の道を選択してしまいました。後任が4カ月も見つからず、抜けた痛手は大きく、どうなることかと心配でした。起死回生を狙い、退職した元スタッフにお願いしたら、こちらの気持ちを酌んで、快諾してくれました。一番長く勤めていただいた方ですので願ってもない喜びです。関与先のほとんどの人が存知の方です。フルタイムの勤務ではなく、社会保険適用外の労働時間、給料で働いてもらうことになりました。当事務所にとってはホームランの一打、満開の桜の気分です。
2.ささやかな感動
日曜日に近くの東武線沿いを自転車で走っていたら、2歳位の男の子と母親、それに祖母らしき人が、丁度、向かって来る電車に一生懸命に手を振りました。そしたら、電車の運転手も手を振り、おまけに控えめに汽笛も発しました。いや、心温まる風景に心が和みました。運転手が手を振る白い手袋がいつまでも脳裏に焼き付きました。
私鉄のローカル線と言うこともあるでしょうが大都会では見られない風景でしょう。ギスギスした世の中に一風の香りを運んでくれました。
多くの方にこの話をしましたが皆さん、喜んでいました。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2019年3月号(第422号)より
ナンバー1
会計事務所を開業して39年になります。もう39年か(思わずため息)、歳月の速さに驚きです。丁度、私の人生の半分に当たります。この間、34名が在職しました。内、女性は15名です。
まぁ、いろんな人がいました。たった1日で辞めた人、逆に28年も務めてくれた方もいました。中には私が長期旅行前に採用したが1カ月足らずで退職してしまい、旅行中のため、私が係わらずに採用した人もいます。
さて、男女を通じて当事務所で一番、よい仕事をしてくれたのが坂本です。税法だけでしたら他にも優れたスタッフはおりました。ですが、総務、雑用を含め広く能力を発揮し、活動してくれました。
学力も常識も持ち合わせており、野坂昭如の短編小説で映画にもなった「火垂るの墓」の火垂るの呼び方が「ほたる」と知らされたのもそうでした。
彼女はいつもじっとしていません。暇な時がない。暇なら仕事を見つけ出し、動いています。彼女は変わってるところがあると言えば、今の時代には珍しいことに携帯、TVを持っていません。我が道を行くということでしょう。
退職の理由は分かりません。寿退社ではなさそうです。我が事務所ほど伸び伸びと仕事ができるところはないし、実力も十分発揮し、安定した生活をしていたと思います。ですから、転職するには相当な理由があると思うが、確かな情報はありません。
確定申告で十分な活躍をしてくれました。従って、彼女のいない当事務所は大痛手です。しかも、この文章を綴っている今も、欲する人材が見当たりません。これからどうなるのか、心配で堪りません。
仕事は業種、上司、同僚、裁量権など幾つかの要素に左右されます。坂本も新たな職場で十分な満足感が得られる可能性は勝手ながら低いと思います。来年の確定申告時にはまた、当事務所であくせくしながらも、パソコンに向かっている可能性も無きにしも非ず−冗談です。何はともあれ、ご苦労さま、ありがとうございました。
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2019年2月号(第421号)より
確定申告いろいろ
1月末にKさんが確定申告書の書類を持って朝9時、事務所に来られた。Kさんは80代半ば、もうかれこれ30年程、私の事務所で確定申告書を作成してきました。しかし、高齢のため、運転もままならず、材料も時代の趨勢で集まりにくくなったので、今回で仕事仕舞いにするということでした。彼のすごいのは確定申告書の書類をいつも早く持参することと、その際、報酬も置いて行くことです。商売は得意でも、申告は苦手だからと言い、よろしくお願いしますと茶菓子も持ってきます。茶菓子など気を使う必要はありませんが早めの行動はお手本にすべきです。
私自身の申告書もいつもスタッフに急かれて用意するのですが、今年はKさんを見習い、もう渡しました。確定申告書も何事もスタートダッシュが大事です。
しかし、今日の新聞を見たら、キャンプインしたプロ野球で、早くも紅白試合があった記事が掲載されていました。公式戦は3月下旬が開幕戦となります。今の段階ではランニングやストレッチ体操など基礎体力作りに始まり、キャッチボール、ノックなどから、徐々に守備、投球、打撃練習に移っていくのが私はキャンプの流れだと思います。要は早くから、実戦形式に入るのではなく、個々のプレーヤーが自分の体をしっかり絞って行き、開幕時に間に合わせることが肝要です。寒い今の時期に試合とは笑止千万です。でも、百人が百人、疑問に思わないのが日本の野球ファンでしょう。何も考えないのです。スタートダッシュも褒められるとは限らないのです。
確定申告書も千差万別です。10分で完了するものから、2、3日たっぷり掛かり、内部の検閲にも半日要するものもあります。税法も毎年改正されますので、年寄りの私には追い付くのが大変です。スタートダッシュと逆に、毎年ギリギリまで資料が揃わず、担当者泣かせの方もおります。世の中いろいろですね。
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2019年1月号(第420号)より
展望2019年
2019年はどんな年になるのでしょう。
何と言っても元号が変わります。西暦主義の私には関係はありませんが。巷では平成最後の紅白歌合戦とか平成最後の一般参賀などと取りざたされています。また、平成30年を振り返って政治、経済、社会、スポーツなど特集を組んでいます。何れも私にとってはどうでもいいことです。元号を振りかざして4,000万人の観光客を呼び込むなんて頭がおかしい。これを機会に役所も西暦第一にすればと思うが、残念ながら若人も何ら疑問を持たずに元号を使用しています。
ここで出題。昭和50年生まれは新元号3年目には何歳になるんでしょうか? 63−50+30+3= 難しい、西暦ならば2021−1975= で済みます。
次に税理士としても日本人としても消費税の動向がやはり気になります。安倍政権は選挙での結果を心配し、二度も増税を延期しました。増税をしても財政再建という借金財政を立て直すつもりは毛頭ありません。増税で景気が悪化するのを防ぐため、支離滅裂な景気高揚策を発表しています。小手先の減税措置で貧困家庭の負担は防げません。必要なのは富裕層への課税強化です。
会計事務所としては複数税率に泣かされます。研修に励んでいますが通り一遍には参りません。国税庁も消費税の軽減税率制度に関するQ&Aを出したり、消費税軽減税率電話相談センターを設けるなど対策に大わらわです。事業者も消費者も混乱に巻き込まれるでしょう。こんな状況を見れば増税など以ての外ということになるんですが、そうは行きそうもありません。
日本は今年「選挙イヤー」です。4年ごとの統一地方選と、3年ごとの参院選が重なるためです。丁度いい機会です。消費税反対の狼煙を市議選、県議選であげては。
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2018年12月号(第419号)より
師走
実はこのサンフェの記事は締め切り日の今日(7日早朝4時)、書いています。何しろ次に記載通り、今月に入り超多忙の日が続いています。
12月に入って、1日の土曜日午前中は宇都宮市美術館で私の事務所が関与していた日本を代表する画家、故松本哲男展(旅する絵かき・地球画譜)を鑑賞。アトリエで描いていた姿を思い浮かべ感無量。続いて同美術館ホールで開催された児童虐待を扱った映画「わたし、生きてていいのかな」を見る。自立援助ホーム、子どもシェルターなど私と馴染みのない世界を知る。夕方、たまたま他の行事が中止となったので、急遽、宇都宮市文化会館で催された年末恒例の第九の演奏会に出向く。数年前には当日券はなかったのに結構空席があったのに驚く。第九はいつ聴いても素晴らしい。コーラスに参加していたらもっと感激できたろうにもう遅い。
2日(日)はチェロ奏者が主催する室内楽(シューベルト鱒など)を堪能。この日はまた、一週間置きにしている自分で丸刈りをする。
3日(月)は事務所の全体会議、予約した歯医者へ行き、夜は事務所忘年会をいつもの関与先で行う。私が飲まないせいもあり、ほとんどアルコール抜きです。小山の某会計事務所は女性が参加し易いため昼に忘年会を実施するそうです。当然、酒なしでしょうね。
4日(火)は所得税の税務調査に臨む。詳細は省くが、この時期に、年収1千万円程度の農業の調査に疑問を抱いたが、税務署側の止む無き理由があったようです。
5日(水)は「ちひろ」と「日中友好協会」のカレンダー販売のため、事務所のSさんの協力を得て、鹿沼、佐野、小山、栃木へ。訪問先ほとんど税理士事務所で成果は得る。
昨日の6日、木曜日は一日中、消費税の研修でした。半分、居眠り状況。こちらはどの位、成果を得たのでしょう。
因みに今日7日の夕方はオンブズパーソンの例会、その後は二荒山神社前の原発反対行動に参加予定。そしてプールへ。プールは定休日の月曜日を除いて今月に入って皆勤です。
まさに「師走」ですね。師走を飾るには相応しくない記事ですがお許しください。何しろ業務、社会活動、趣味、健康と超多忙ですので。
サンフェも新年を迎えると420号(35年目)となります。多分、最後の記念号となるでしょう。皆様の感想など投稿をお願いしたいと存じます。サンフェのご愛読に感謝し、来年がよき年となるようお祈り申し上げます。
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2018年11月号(第418号)より
入院
旅行では100日超を含み、長い間留守にしてきたこともありましたが、過去に入院の記憶があるのはそけいヘルニアと昨年の前立腺肥大症検査入院の2泊3日でした。
ところが先月10日間入院してきました。ブログでは細かく経緯を書きましたが、このサンフェには病気のことはあまり書いたことがありませんから、健康体の私が入院と聞いて驚いた方も多いと存じます。
3年位前から頻尿に悩まされてきました。高齢者だから仕方ないと思いつつ、サプリで何とかならないかなど試行錯誤したのですが駄目でした。昨年、診療所でたまたま他の病気で採血した結果、前立腺肥大症が判明しました。そこで紹介状を書いていただき、がんセンターで診察を受けました。それが上記の前立腺肥大症検査入院です。診断ではかなり肥大になっているけど、直ぐにはどうということはないでしょうとのことで3カ月毎に通っていました。それを何回か繰り返し、念のため、MRIで見立てようと今年の7月末、受診しましたがやはり癌の疑いはないでしょうで終わり、次回の診察は半年後とされました。その際、がんセンでは前立腺の手術はやってないのでと、専門医の名刺を渡されました。1カ月位、考えた末にその泌尿科の専門医に診てもらい、翌週に手術となりました。それで10日間の入院生活を送ったわけです。肥大した箇所は削除し、手術自体は順調に終わったのですが、1カ月経った現在、頻尿は変わりません。夜間、トイレに行くのは1度だけは頻尿とは言わないと医師は言うのですが、昼間多いのには閉口します。もう少し、経過を視ましょう、そして、前立腺癌の疑いはありませんから安心しなさいと言われました。
まだ、報告事項があります。先月は上記の入院を含め、他に歯科、眼科、内科(高血圧)で21日お世話になりました。今月も泌尿科、歯科、眼科に予約が入ってます。
若い頃は医者など無縁だった(誰でもそうか)。今は一番親しい知人が医者になってしまいました。皮肉なものです。ただ、杖を必要としてるわけでもないし、マスクもしたことなし、日常生活には支障ありません。頻尿だけです。曲がりなりにも仕事もし、自転車、車に乗り、今日あたりから泳ぎも再開しようと思っています。
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2018年10月号(第417号)より
沖縄知事選勝利
ここ数カ月、沖縄知事選が日本の将来に大きな影響を及ぼすと推移を見守ってきた。それだけに辺野古基地建設反対に命を捧げた翁長前知事の政策を踏襲する玉城氏の知事選、勝利は何物にも代えがたいものがあります。
当地、宇都宮市でも、選挙に関わる講演会に参加したり、自分が主催者となり、学習会を開いたりしました。選挙当日は、開票開始の頃から、ネットで行方を追ったが、朝日新聞が早くから優勢を報じていたのに他に追随するメディアがなく、折から日本を襲った台風の行方とともに成り行きを心配したが9時半頃、当確が流れ出し、ホッとする。早速、沖縄の友に「おめでとう」のメールを入れようと文面を練っていたら、相手から先に、「当確が出ました。ご心配、ご支援ありがとう」のラインが入った。お互い嬉しかったです。
今回の選挙で相手側は自公政権に維新、希望の会が付き、菅官房長官と小泉孝太郎が3度、他に石破元幹事長、二階俊博幹事長、竹下亘総務会長、公明党の山口那津男代表、小池都知事などが選挙応援に駆け付けるなど、安倍政権が死に物狂いで臨んだ。しかし、主張していることは遅れている沖縄経済の立て直しが主であり、辺野古移設は敢えて取り上げようとしなかった。争点を明らかにせず、金と期日前投票に動員を掛ける作戦は県民を冒涜するものと反発も上がっていた。
今回、接戦が報じられたのに大差で玉城氏が勝利した。安倍政権は知事選に勝てば大手を振って辺野古移設を推進し、敗れても外交、防衛は国の専有事項とうそぶいている。政府は、前回、今回と2度の知事選で明確に示された民意を尊重し、新基地建設を直ちに断念すべきである。
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2018年9月号(第416号)より
災害大国日本
今年も海外に出かけましたが、いつも成田空港を利用しており、関西空港は行ったことがありません。台風21号で海上にある関西空港は甚大な被害を受けました。滑走路や駐機場が冠水し1994年に開港して以来、最も深刻な事態にあります。
それで思ったのが沖縄辺野古基地建設です。政府は沖縄県民の真摯な願いを無視し、建設を強行しています。沖縄は日本で一番、台風が襲来するところです。海上を埋め立てし、基地を造っているわけですが、台風を見越してどの位の土砂を使用するのだろう。しかも、軟弱な地盤が存在していることも政府の地質調査報告書で確認されている。多数のサンゴもあります。海上埋め立てには多くの問題があることを知ってほしいです。
強力な台風の後に北海道は震度7の大地震に襲われました。映像で見た2kmにわたる土砂崩れは被害の甚大さを物語っています。2年前の熊本、11年の東日本、95年の阪神神戸淡路、9月1日の関東大震災と日本は世界一の地震大国です。日本で地震から逃れる地域はありません。日本は災害大国なのです。
日本は維新後の日清、日露、そして日中・日米戦争の終了した1945年以来、戦争に係わっていません。日米安保条約と自衛隊が国を守ってくれたからです。と安倍首相や櫻井よしこは主張していますがとんでもありません。平和憲法があったからです。海外派兵を始め、戦争を遂行しようとする保守勢力に対し、強力な歯止めになったのが9条です。
しかし、今、軍事費を拡大し、9条もなきものにしようと安倍首相は必死になっています。中国も北朝鮮も日本に攻め込むことはありません。国際情勢を分析すれば一目瞭然です。災害大国日本に必要なのはいつも口を酸っぱくして叫んでいますが、災害救助隊です。
地震も台風も待ったなしです。壮大な費用を要する軍隊よりもっと国民の安全と安心にお金を使う必要性を知ってください。繰り返します。中国も北朝鮮も日本に攻め込むことはありません。
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2018年8月号(第415号)より
平和の詩
先日行われた沖縄全戦没者追悼式で、沖縄の中学3年生の相良倫子さんが、自作の平和の詩「生きる」を朗読しました。私は後日、ネットで見ましたが7分47秒、全文を暗唱し、力強く訴えました。沖縄戦を生き抜いた曽祖母からその体験を聞いて、マントルに始まる地球の大地を謳い、過去に起きた恐怖の沖縄戦を語り、今、生きる喜びを、未来にも続けと格調高い、心に染みる反戦の詩でした。
下手な私の感想文より中学生の書いた全文を別紙に掲載しました。多分、読んだ方はほとんどいないと思います。
今、沖縄では辺野古新基地建設が着々と進められています。沖縄の地方選でも自衛隊の配備を求める勢力が勝利を収めています。戦争の体験が風化してしまったのでしょうか。
今年も広島で開催された原水爆禁止世界大会へ行ってきました。全国の核廃絶を願う活動家とともに3日間、外国政府機関、平和団体を含む方々の講演、報告、分科会など熱心に受講してきました。沖縄問題も取り上げられました。
安倍首相はモリカケに封を閉じ、カジノ、働き方改革など世論の反対を押し切り、拉致問題は安倍に期待をしないが多い中、支持率は40%を維持している、この不思議さ。国民が暑さボケを起してる様です。
その暑さ、栃木県でも体温を超える高温が続いています。熱中症で老若男女を問わず、病院へ搬送される人が続出。台風で一旦は収まりそうですが、油断は禁物でしょう。
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2018年7月号(第414号)より
映画・万引き家族と安倍首相
家族というと核家族、離散家族など思い浮かぶが「万引き家族」の映画タイトルには、えっと驚く。そして、カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞し、期待いっぱい。封切り初日を待って、いそいそと出かける。
監督・是枝裕和作品は昨年、「三度目の殺人」を観ており、役所広司の演技に息を呑み、監督の手腕は承知済み。
物語は血のつながりの薄い家族5人が生活費を万引きで賄いながら、おかしく、楽しい日々を送っている。ある事件がきっかけで仲の良かった一家はバラバラになってしまう。
私が映画で一番重視するのはストーリーだが、この映画は撮影初日には、まだ脚本は不完全で、撮影を進め俳優の演技を追いながら物語を完成させていったそうです。従って、撮影中にセリフを変えて行くのは当たり前のことで、しかも、相手役にはそのことを知らせないで自然の演技を求める。それに応え、リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、子役の城桧吏、佐々木みゆなど見事なチームワークと演技を披露する。
外国人が日本の万引きで生活を支える映画をよく理解できるなと思うが、映画人は独特の嗅覚で作品の本質を掴むことができるようです。
それに引き換え安倍首相、冬季五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケート選手には国民栄誉賞を授与したが、カンヌ最高賞を取ったのに祝意も出さない。国会でも首相は「国際的なスポーツや文化の賞を受けた人を祝福しているが是枝監督には祝意をしめしていない。好きな人しかお祝いしないのはいかがなものか」と指摘された。間違いなく、映画の内容は首相好みではない。日本文化の恥さらし位に思っているのではと私は思う。そういえば昔、「寅さん」の映画を自民党議員が定職もなく全国をさすらっている、あんな映画のどこがいいのかと疑問を呈していた。通り一遍のことしか頭にない議員に庶民の様々な生き方は共感できなかったのだろう。是枝監督は公権力と距離を置く姿勢を示した。国民栄誉賞のスポーツ選手や首相主催の「桜を見る会」にのこのこと出かけるノー天気な芸能、文化人と品の違いを見せた是枝監督に心からの敬意を表します。
TVが一番のあなた、映画館に足を運び大画面で思い切り、笑い、かつ学んで頂きたい。
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2018年6月号(第413号)より
安倍一族に鉄槌を
私の周りの人たちは私の政治意識に賛同してくれる人が圧倒的に多い。同様にこのサンフェの記事も同意と激励をしてくれる方が多いので、調子に乗って下手な文章を披露しています。そして、飽きもせずに安倍政権を俎上に載せています。ご理解下さい。
今、大リーグで大谷翔平選手は二刀流の大活躍をしている。普通、二刀流は両手に1本ずつ刀をもって戦うことだから、投手と打撃で活躍する様は二刀流ではないと思うけど、まぁそれはどうでもいいことです。
安倍剣術のすごさは剣を持たないで戦うことです。素手で降り掛かる刃(やいば)を右に左に交わしていきます。何のことはない。質問の論点をずらして従来の答弁を繰り返すだけで、決して真正面から受けて立つことはしません。それをやったら、嘘八百がバレてしまいます。しかし、ネットを見ると安倍氏が圧勝。新聞を見ると地方紙を含め、安倍氏に厳しい論調が圧倒的です。
日本はかつて世界を相手に侵略戦争を仕掛け、惨敗した。この教訓が今の日本人には全く欠けてる。戦前よりも教育水準は格段と上昇した。にも拘らず、先ず、歴史を知らない。善悪の判断ができない。それもこれも新聞を読まずにテレビ一筋の生活に原因がある。テレビが流す情報に頼り切っている。そして、教育の場がおかしい。自民党議員と文部官僚が正しい歴史を教えないようにしている。テレビ漬け、教育に問題があり、その上、自己研鑽を怠ればどうなるか。何も考えずに日常を肯定するノンポリとなる。あるいはネット右翼となり、右翼的・保守的・国粋主義な発言や行動を取る人になる。安倍政権はこういう人たちを基盤に成り立っている。そういう人たちから見ると私は胡散臭い人物と思うだろうが、決して再び、戦争はしてはならない。原発はなくても生活に影響はないとの信念が私の源です。
追文:北朝鮮に何がなんでも圧力一辺倒の日本の政策は、六か国協議(北朝鮮の核問題について解決策を話し合う日本、アメリカ、韓国、中国、ロシア、北朝鮮の外交会議)の蚊帳の外に置かれた。それで拉致問題解決を第一に掲げる安倍政権に何ができるのでしょう。結局、トランプ大統領に頼むことしかないようです。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2018年5月号(第412号)より
南北朝鮮首脳会談を歓迎
南北首脳会談が実現し、板門店宣言に文韓国大統領と金北朝鮮委員長が署名しました。こんな嬉しいことはない、私は心から歓迎します。
私が読んでいる当日の新聞トップにはT紙が両首脳が抱き合う写真を、K紙は両氏が手を上げ、AK紙は宣言書を手に握手を、S紙は軍事境界線を手をつなぎ歩く姿を掲載しました。4紙とも両氏の笑顔があふれていました。
これを機に朝鮮半島が完全な非核化となるよう望んでやみません。勿論、一朝一夕に実現するものではありません。両国とアメリカ、中国といった周辺国の徹底した話し合いが必要です。
昨年、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN アイキャン)が、ノーベル平和賞を受賞しました。核兵器廃絶へ向け大きな第一歩となりましたが核保有国は冷淡でした。北朝鮮にのみ核兵器廃絶を求める行為はおかしいと思いませんか。安倍政権がアメリカの核は認める姿勢をとっているが唯一の被爆国日本の首相として許せません。北朝鮮は駄目、アメリカはOKなどありえません。また、安倍氏を始め外相、政務調査会長など自民党幹部は依然として北朝鮮の核兵器完全廃絶まで圧力を続けると言明しています。「対話のための対話に意味なし」など言い続けているうちに北朝鮮問題に関し(米朝首脳会談など)、完全に蚊帳の外に置かれてしまいました。今、世界の嗤いものになっています。
北朝鮮のミサイル発射を受けて、政府がJアラート=全国瞬時警報システムで緊急情報を発信しました。効果などないと多くの批判が出ましたが、政府は北朝鮮の脅威を煽るのに利用しました。また、先の選挙では北朝鮮国家を国難として立ち向かう姿勢を鮮明にしました。安倍政権にとって、北朝鮮は救いの神でした。今後、米朝会談で進展が図れれば、安倍外交も破綻は必至でしょう。内政でもがたがたです。安倍政権の下での憲法改正には半数以上の国民が反対していますが、これで潰えたでしょう。良かったでした。
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2018年4月号(第411号)より
二つの美術展
1.没後30年 鈴木賢二展
栃木出身の版画家、彫刻家の鈴木氏については、予てから存じ上げていたが、この度、県立美術館で回顧展が催されたので鑑賞してきました。
「没後30年 鈴木賢二展 昭和の人と時代を描く−プロレタリア美術運動から戦後版画運動まで」が今回のタイトル。1906年生まれですから、私とは34歳違いですが、亡くなったのが1987年なので私が47歳の時です。かなりの時代を共有していたことになりますが、生き様は全然違います。芸術家として、社会改革を目指した人として尊敬します。
展示された作品は版画、彫刻を中心に工芸品、スケッチ、挿絵、漫画など、初期から晩年まで350点。印象に残った作品は版画の女、貌、花などですがタイトルと作品は趣が全然異なり、働く逞しい女性たちです。どの作品も見応え十分、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。
2.灰野文一郎展
私の記憶に間違いがなければ高校時代の美術教師が灰野先生でした。美術に弱かったので(他の科目も駄目でしたが)印象は薄い。でも、折角の展示会なので、市の美術館はちょっと遠いけど足を運びました。灰野先生の作品は商業美術しか知りませんでしたが、那須、日光、塩原、宇都宮の大谷、古賀志山、松が峰教会など風景画や人物を油絵、スケッチで仕上げた数多くの作品が展示されていました。灰野の雲と彼の描いた雲は言われているそうですが、雲がダイナミックに、また、よく知っている身近なところが描かれ親しみを覚えました。
常時展示のシャガールの「静物」、高額な価格で物議を醸したルネ・マグリットの「大家族」も観てきました。
県立美術館へ足を運ぶのは久しぶりでしたが、市の美術館はもっと足が遠のいていて、10数年ぶりでした。多分、いわさきちひろ展だったでしょうか。自宅からかなり離れているので億劫になってしまうのです。
今年に入って第102回院展を加え、美術展は3回目です。毎年、20回は行くコンサートは今のところゼロ回、どうしたのでしょう。
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2018年3月号(第410号)より
米朝首脳会談
世の中、一寸先は闇と言うけど、あっという間に米朝首脳会談が決まった。平昌オリンピックに北朝鮮が朝鮮労働党委員長の妹、金与正ら北朝鮮代表団を送ったのを皮切りに、韓国の文在寅大統領の特使として代表団が北朝鮮を訪れ、韓国と北朝鮮が4月末に「南北首脳会談」をすることで合意。さらに金正恩が米朝首脳会談を提案、トランプが応じた。
こんな一連の展開を誰が予想したろうか。ともかく非核化を巡り、米朝会談へと動きだしたことは、変人、奇人、独裁者同士だから不安や疑問は残るものの、対話は大きなチャンスです。米朝首脳会談で一番驚いているのは安倍首相だろう。制裁と圧力しか頭になく、対話のための対話はあり得ないと言っていたのだから。トランプの動きに驚きと困惑が目に見えるようだ。
北朝鮮が一気に非核に向かうことなど期待せずに時間を掛けて朝鮮半島に平和が訪れるよう粘り強い交渉を期待したい。
日本の拉致問題も先が全く見えない状況です。日朝間で話し合いが進むよう望みます。
森友学園、改竄事件
朝日新聞を目の敵にし、国会質疑でも一国の首相として何ら恥じることなく、朝日を口汚く罵っていた安倍総理に遂に焼きが回った。朝日の特ダネ(財務省の決裁文書の改竄)が政界と言うより安倍政権を大混乱に貶めた。拍手喝采である。
手始めに佐川国税庁長官が辞任した。麻生副総理兼財務大臣も辞任は免れぬ。昭恵氏の森友学園に対するてこ入れには驚く。籠池夫妻と一緒に写真を撮り、園児を囲んでの写真もあり、園児の教育勅語の暗唱に感動したと自身のフェイスブックに書き込み、現地を視察し「いい土地ですから、前に進めてください」と賜った。妻に聞いたらそんなことは言っていないと首相。それじゃ、真相追及のために昭恵夫人を国会に招聘すべし。
韓国では朴前大統領が友人の国政介入問題で、退任し、さらに起訴され有罪が濃厚の状態です。安倍首相のモリカケ問題も鉄槌を下すべし。そして、安倍政権が企む憲法破壊に何が何でもストップを掛けよう。
なお、政府は今回、財務省の書き換えと言っているが文書を無くしてしまったのだからどう見ても改竄です。
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2018年2月号(第409号)より
国交断絶
安倍首相は頻繁に外国へ出かけるがどこに行っても北朝鮮への圧力と制裁ばかりを主張している。今年になって訪問したバルト3国を始めブルガリア、セルビア、ルーマニアでもそうでした。
河野外相も同様でさらに、日本としては、北朝鮮との外交破棄に踏み切ることを期待すると述べている。北朝鮮は近くて遠い国ですが、この国は大半の国と国交を結んでいます。むしろ、国交を結んでいない国の方が少ないのです。
2016年12月現在、国連に加盟している192の国のうち、166か国と国交を結んでいます。残りの26か国が北朝鮮と国交を結んでいません。分かりますか、結んでないのは26か国で86%の国が北朝鮮と外交関係を結んでいるのです。結んでいない主な国は韓国、アメリカ、フランス、サウジアラビアなどです。中国、ロシアはもとよりドイツやイギリスも国交はあるのです。主権国家に対し、国交断絶を呼びかけるとは言語道断です。日本国の首相も外務大臣も常識外れもいいとこです。
もう一つ、意見を述べると、北朝鮮の核開発は許せないけどアメリカの核開発は認める日本政府も絶対おかしいと思います。そう思う日本国民も変でしょう。
つい最近、トランプ米大統領は通常兵器への反撃にも核の使用を排除しない方針を打ち出しました。被爆者を逆なでするような発言です。これに対し、安倍政権はまだ何もコメントしてません。北朝鮮に対するのと同じ、きつい対応ができるのでしょうか。
北朝鮮が核開発を進めることには私は勿論、絶対反対です。広島、長崎だけで犠牲者はお終いにしたい。しかも、北朝鮮の経済は破綻状態にあり、餓死する人が続出しています。国民を蔑ろにすることは許せません。核兵器開発に走る金政権に圧力、制裁は必要ですが話し合いが一番必要なことは言うまでもありません。
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2018年1月号(第408号)より
自動運転
ちょっと前まで、もう新車購入はない。今の車を乗り潰してお終いと思っていた。年は取るし、目は悪くなるから当然です。しかし、最近考えを変えました。自動運転の車が数年後には現れそうになったからです。
自動運転の車を利用するとどうなるのでしょう。多分、行き先を指示すれば後は野となれ山となれ、で何もする必要はない。運転席にいなくても、寝っぱなしでも、酒飲みしても、目的地に連れて行ってくれる。そうなると乗車定員は1名車が幅を利かすか。あるいはもっと進むとタクシーみたく呼び出し方式になり、個人所有はなくなり、駐車場の心配もなくなる。乗り終えたら車は指定のところへ戻るだけ。
自動運転で交通事故も1割に減るそうだ。警察の取り締まりも縮小するから、警察官は半分で済む。検察、陸運局、官庁も人員削減となる。自分で運転をしないから、自動車免許証も不要となる。高齢者に対する面倒な講習もなし。教習所は破産。代行業者も失業。自動車整備工場、損害保険会社も半減。その代わり、飲み屋、酒店、ビール会社などは大繁盛。燃料もガソリンでなく、各家庭の電気で賄うようになるだろう。ガソリンスタンドも倒産の憂き目に。
あれ、子どもだけで乗っていいんだ。遠くまでは行かさないだろうけど。遠距離も燃料がある限り可能。キャンピングカーで日本一周もいいね。
どうしても運転したい人もいるでしょう。自動運転車と自己運転車に分かれ、自家用車は高額になるかもしれない。想像は膨らむばかり。
10年後には世の中、凄まじい変化を遂げているだろう。核兵器、原発、あるいは自然災害で地球は滅亡しているかもしれない。さてさて、どうなる。自動運転時代か、滅亡か。1月号から爺ちゃんの記事は半端ではない。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2017年12月号(第407号)より
忙中
アッという間に12月。月日の流れが速すぎる。そう感じる人は忙しい人かと思うがそうでもないようで時間を持て余している人も、歳月人を待たずのようだ。
私はと言うと、大した仕事はしてなくとも、野暮用でアップアップ。その最たるものがカレンダー販売。もう6年位取り組んでいますでしょうか。核兵器廃絶を求め「いわさきちひろ」と日本中国友好促進に掛かるもので、昨年はちひろ100本、日中は50本売りました。日本経済は好景気が続くと言われていますが、庶民の懐は厳しく苦戦しています。それでも培った人材で気持ち良く協力してくれる方も多数いますので、感謝しております。合わせて150本、完売を目指し奮闘しています。関与先の皆さんも是非、ご購入くださいませ。
酒席は苦手ですので、忘年会は避けているのですが、それでも4件入っています。飲める人を羨ましく思うこともありますが、歳を取ると飲み過ぎて入退院を繰り返したり、早めに人生を終了する人もいることを思うと、下戸もまたよしとすべきでしょうか。
ここ数年、私、青柳、鈴木、坂本の4人体制で来た事務所も新年から一人、採用を検討しています。事務所の忙殺改善と承継含みです。事務所が安定して継続することがスタッフ、関与先の願いですので、それに向けて進めて行こうと思っています。新風を吹き込み事務所改革を果たしたいと欲しますが、人材はいるかな!
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2017年11月号(第406号)より
暗澹(あんたん)たる思い
衆院選は悲惨な結果に終わった。これから悪政がまだ4年も続くのかと思うと無念の一言である。
こう書き始まると私の周囲では尤もなことと同調者が多いが、一般選挙民は違和感を持つだろう。何しろ、自公政権の継続に力を貸した人の方が多かったのだから。
自公が勝ったのは、選挙の仕組みと野党乱立、それに麻生副総理の発言、北朝鮮のお陰通りでしょう。結果は、圧勝でも実態は辛勝なのです。投票率50%ですから、自民党の支持率は実際は15%程度に過ぎません。選挙区制が死票を生み、民意が反映されないことは周知の通りです。国民の意見を汲み取るのは全選挙を比例制でやるべきです。
小池百合子の浮ついた思想信条と排除発言、これに安易にくっ付いた前原民進党代表の判断の過ちも責めなければなりません。
そして、北朝鮮の日本に対する威嚇です。これを逆手に国難と位置づけた安倍の作戦に見事に引っ掛かった選挙民は悲しい限りです。ホントに危険な状態なら、先ず、600億円も掛けて選挙する必要はありません。まだ、任期も1年余り残っていました。
その上にトランプ米大統領とゴルフです。国難状況にありながらゴルフをするとは信じられないこと。常軌を逸しています。しかも、ゴルフの効用を子どものように誇らしげに話しています。曰く、「ゴルフ場では、ゴルフのプレー中ならではの会話も弾んだ。さまざまな話題について、ゴルフ場であればお互いにリラックスして本音の話ができるということもあるが、いろんな難しい話題も時々織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができたと思う」。彼の談話ですが今、先進国でゴルフに現を抜かしている首脳はいるのでしょうか。勿論、家族や友人と楽しくプレーすることに口を挟むつもりはありません。安倍のゴルフ相手は自党幹部と財界人がほとんどであり、その中に加計学園の理事長もいるわけです。以ての外です。
また、両首脳会談で北朝鮮に対する圧力をさらに強めること、米国から大量の武器を購入する約束も交わしました。結局、戦争は如何なることがあってもしてはならないという一番大事なことは言わず、トランプの太鼓持ちに徹したようです。
秋も深まりますが、閉塞感も深まっていくようです。
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2017年10月号(第405号)より
翼賛選挙
東京都知事選での勢いを都民ファーストへ繋げ、都議会でも圧勝、自民党は惨敗を喫した。しかし、安倍氏は民進党がごたごたし、新党が動く前に、そして、森友・加計学園で落ちた支持率も回復したのを絶好の機会と判断、衆院を解散した。ここで大勝し、色々御託を並べているが、要すれば憲法改正をやろうと野心を露わにした。
ところが、希望の党という新党が突如、民進党の受け皿として登場、自公政権ひやり。しかし、希望の党が排除の論理で民進党出身者を選別。新たに立憲民主党が登場。これで折角の野党共闘もご破算。短期間の局面変化に大戸惑い。
この間の主役は小池百合子氏。勝手気ままな奔走振りに女帝の名が付く。彼女の長年の政治姿勢から、安全保障関連法案と憲法9条改正反対者を排除するのは当然の理。ここで安倍下ろしより、思想信条を優先させたのは、安倍の補完勢力を明確に打ち出したもの。
安倍氏は戦争法、秘密保護法、共謀罪、沖縄辺野古基地建設推進、核兵器禁止条約をボイコット。そして、森友・加計学園疑惑を残したまま解散。その解散も野党が憲法に基づき求めた臨時国会開催を引き伸ばした末に、討論、議事なしの冒頭解散。首相の暴走に次ぐ暴走に怒り心頭。
しかし残念なことに、これ程の悪漢を許してしまう有権者が多いことです。これからも憲法を改正し、天皇が望んでもいない元首制、個人の権利剥奪、自衛隊を認知し、ますます戦争への道を進むでしょう。北朝鮮も圧力一辺倒です。これでは拉致問題の解決への道のりも遠のく一方。原発再稼働も電力は間に合っているのに進めていく。原発不用の世界の流れに逆行しても。
自公、希望の党が議席を大幅に得る見込み大。がっかりです。もり・かけも追及不可能。
立憲民主党、共産党などが野党共闘を計り、一人でも多くの議員を確保し、私の望む、平和、核廃絶、脱原発が進むよう願って止みません。
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2017年9月号(第404号)より
セミナー
早いもので14回となりました。下手な話しに良く付き合ってくれるなーと感心します。一応、一生懸命話は作ってはいますが。
参加者の内訳は私と繋がりのある人が多いですね。関与先は個人も入れれば結構な数になりますが、参加者はごく少数です。案内は全部の関与先に出しており、今年は初めて参加してくれた方がいて大変うれしく思いました。できれば、もう少し、と贅沢にも思っています。
事務所セミナーのタイトルで催していますが、直接事務所に関係する内容ではありません。ほとんど、私個人の経験、体験が主となっています。そこで来年はタイトルを替えようかとも思っています。「ヒゲ親父が語る、ヒゲおっさんのどうでもいい話、年寄りのおかしな話し、ご老体が叱る」。思いつきでは駄目ですね。
今回、スタッフの提案で椅子の配置を換えました。それというのも過去最大の参加者を記録したからです。従来の並べ方では座りきれないと映写幕に向かって、縦型から横型にしました。結果、大成功でした。とは言っても限度一杯の並べ方でした。これ以上増えたら、私の机を動かすなど抜本的な作業を必要とします。今回が定員限度かも知れません。
開催に協力してくれた多くの方に厚くお礼申し上げます。
我慢の限界
北朝鮮のミサイル、核兵器の実験は止まるところを知りません。しかも、米国を口汚く罵る。人格を疑う、なんて言っても全く聞く耳を持っていませんから、手の施しようもない。金体制は当分続くのか、あるいはあの体付きからして、内蔵が持つまいとの希望的観測もあるがそれを待っていても始まらない。
金にも困るがトランプも危険。安倍も同じ。二人で電話会談を連日やっているが、ただ圧力、圧力、圧力だけ。圧力を掛けても効果なしで来ているのに。国内の民進党主や共産党主との会談は開かない。
70数年前の日本も諸外国の圧力に対し、戦争を始めた。鬼畜米英と罵り、英語も敵性語として言い換えた。ストライク→良し、ボール→駄目、三振→それまでなど。
戦前の日本は朝鮮半島を植民地化した。事実をしっかり顧みて、相手国、相手国民も視野に入れて行動すべきでは。
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2017年8月号(第403号)より
地震&北朝鮮
8月2日、早朝2時震度4、7時震度3の地震が起きた。気弱(私の造語)な私は震度1でも目を覚まし、飛び起きる。今回は低い震度で胸を撫で下ろす。
今、世の中で一番怖いのは地震と北朝鮮。地震は東日本大震災で青ざめた。近未来、巨大地震が襲う割合は100%。島国だから日本人は逃げることも隠れることも出来ない。地震に伴う原発事故も加われば、途轍もない被害が予想される。せめて、私が存命中は来ないでくれ。後、10年かな。
北朝鮮にも困ったものだ。小学生否、幼稚園児並の判断力しか持ち合わせていないのが金正恩。ミサイルを打ち上げることしか頭になく、自国民が飢餓状況にあることなど他人事。
北に先制攻撃を唱える輩も少なからずいるけど、そうなると東アジア全域が戦争になり、壊滅的な被害が出よう。経済制裁も幾らやっても何ら効き目なし。中国が本気になり石油輸出禁止をすれば北はお手上げ状態になるのだが、習近平は進める方向はなさそうだ。ロシアもはっきりしない。日米韓中露が一致して対応しなくてはことは進展しない。
日本政府はミサイル落下時に取るべき行動を取りまとめたマニュアルを発表したが子ども騙し。近くに建物がない場所では、物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る。屋内ではできるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋に移動とかお笑いものである。こんな政府を支持する国民もお笑いもの。先にやるべきことは原発稼働停止でしょう。北朝鮮に狙われたら、どうにもならない。
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2017年7月号(第402号)より
イスラエルの旅
イスラエルと問えば何を思う。
ユダヤの民とパレスチナ人との骨肉の争い。6日戦争、米国が形振りかまわず支援する国。核兵器保有。とあまり芳しくない。結局、私はあまり好きな国ではない。長い歴史を繙けばユダヤ教(ユダヤ人)の主張も理解できないわけではない。しかし、パレスチナに対する圧政は許せない。共栄共存の道も促進すべきか不勉強なので分からない。
そのイスラエル、総人口は802万人、アラブ人が一番多いと思っていたらうちユダヤ人が75.3%、アラブ人が20.7%、その他4.0%となっている。そうなのか、彼の国はアラブ人よりユダヤ人が多いのかと、行く前に己の無知に呆れる。
さて、イスラエル旅行は参加者14名のツアーだったが、その内、9名は石川姓。何のことはない私が石川一族を引き連れて参加したのである。添乗員も言っていたが同姓が9人は珍しいとのこと。しかも、香港やタイ国でなく、イスラエルの旅ですから。その上、私を除き皆、クリスチャン。現地のガイドは日本人のベテラン、かつ勉強家。行く先々で聖書を開き解説していたが、石川一族も同時に、スマホで聖書に目を通していた。ただ、ガイドさんはイスラエルに肩を持ち、パレスチナ、アラブ人に対する不信感は拭いようがありませんでした。
当然、違和感があり、反発したかったのですが、役者が一枚も二枚も相手の方が上なので悔しいけど黙っていました。
昨年、監督、脚本、音楽、出演者等総てパレスチナ人による映画を見ました。「オマールの壁」というタイトルでしたが、その壁がすごく気になりました。是非この目で分離する壁を見たいと思ったら、イエス生誕の地であるベツレヘムはその壁で囲われていました。ベルリンの壁より高く、厚く、長いという代物。米大統領のトランプもメキシコとの国境の壁をさらに延長すると主張しているが壁に碌なものはない。しかし、ここでもガイドさんはパレスチナ人が悪いことをするから分離の壁は必要なのだと、のたまっていました。
壁といえばエルサレムにユダヤ教徒の聖地、嘆きの壁があります。ここへ、勿論、見学に訪れました。黒服に黒い帽子をかぶっているユダヤ教徒の人々が熱心に祈っていました。
好みの国ではないと最初に記しましたが、死海での浮遊体験、イエスに係わる数々の教会・ゆかりの地、ユダヤ教・イスラム教の関係箇所など見応え十分、満足の石川家一族の旅でした。
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2017年6月号(第401号)より
沖縄、辺野古
沖縄へ今月2日から2泊で行ってきました。沖縄は6度目です。今回は辺野古新基地阻止の現地行動が目的。過去2回、沖縄の基地訪問はしていますが、今回は宇都宮市平和委員会会員3人が加わっての旅でした。飛行機に初めての人を含め、何れも基地反対の抗議運動の経験はありません。私も本格的な座り込みは初体験でした。
この抗議運動は毎月行われており、今月の参加者は22名。神奈川12、栃木4、京都4、他2でした。神奈川には20歳の2人を含み20代が6名参加していました。驚きです。
最近、沖縄防衛局が民意を無視し、強行着工に入りました。座り込みは沿岸の護岸現場へ行くダンプカーが出入りする前でやりました。朝、7時にホテルを出て約15分行ったところで11時まで実施。前日にもここを訪問し、責任者からレクチャーを受けましたが、前日は機動隊に座り込み者が排除された際、10日間の負傷をする事件があったため、慎重な行動をするよう説明を受けました。が、今日は昨日のこともあってか、機動隊は見当たらず、専ら、警備会社の社員が警戒に当たっていました。そのような中、総勢200人が工事反対のプラカードなどで気勢を挙げました。その後、工事現場へ海上から小船で視察。海上保安庁と警備会社が工事現場に近づかないよう拡声器で叫んでいました。こちらも工事の不当性と工事中止を声高に訴えました。小舟で揺れましたが心は揺るぐことなく、サンゴの海を守り通す決意を新たにしました。
普天間基地でオスプレイと対面しました。と言っても前回視察の際も見ましたが、その時は11機、今回は22機でした。滑走せずに大きな図体が爆音とともに飛び立っていきました。栃木県では馴染みありませんが関東各地でも飛び始めています。去年、墜落した現場へも足を運びましたが基地反対、オスプレイ飛行も反対です。
2日目に嘉手納基地からホテルに戻る途中に「美ら海水族館」があるから、希望者はどうぞと言うので、喜んで下車しました。美ら海水族館は水族館人気No.1ですがその名に恥じず、楽しめました。7,500トンの容量を誇る大水槽の中に体長7mのジンベイザメ3匹、悠々泳ぐエイも6,7匹、それらと群れをなして回遊する魚たち。さらに熱帯魚、サンゴ礁。魚大好き人間にとって水槽から離れられぬ、感激のいっときでした。
5年前に船旅で知り合った松田さんが名護市にいるので連絡を取り、再会しました。彼女は昨年、二度目の世界一周をしました。私が一番行きたいと望む、南回りの一周です。期間が12月から3月までと、会計事務所の書入れ時のため、断念しています。羨ましい話を沢山聞きました。お土産も沢山頂戴しました。
今回は参加者のためにカンパ活動にも励みました。幸い、弁護士など金持ちの知人が多いので順調に集められました。
沖縄は梅雨の真っただ中だったのに、幸い、雨傘はほとんど使わずに済みました。4人とも辺野古基地建設現場でしっかりと役目を果たし、学習もし、満足して帰って来ました。
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2017年5月号(第400号)より
連休3日間
5/3(水)憲法記念日 南図書館で憲法集会があり参加。
記念講演は法政大学名誉教授の五十嵐 仁さん。本では何冊か読んでいるが、直接話を聴くのは初めて。タイトルは「市民と野党の共闘でー勝利の方程式を解く」実によかったですね。歯切れよく、核心を突く話に会場は一体感に溢れる。ダジャレも連発で爆笑に包まれる。
満員の参加者は知人でいっぱい。栃木市や鹿沼、佐野、大田原と県内各地から活動家が勢ぞろい。関与先の理事長の顔もあった。でも近所と親戚は誰もいなかったのは残念。
5/4(木)みどりの日 世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』」へ今年も行く。
この時期(5月の連休3日間)に開催される。会場は東京駅近くの東京国際フォーラム。この催し物の特徴は有料、無料合わせて350余のコンサートが開かれること。有料の演奏時間は45分間、無料は20分が多い。アンコールは滅多にない。
今回、ネットでチケットが買えなかったので、当日購入。但し、A,B席は売り切れでS席のみ。4公演で締めて11,800円。5千人収容のAホールが3、B7ホール822席が1でした。
内容は管弦楽団の演奏で「くるみ割り人形」などのワルツ特集。ブラームス・ハンガリー舞曲他舞曲特集。それにベートーヴェンの交響曲7番。B7ホールは声楽アンサンブルのオペレッタ・こうもり。S席でも後尾列のため、満足度はちょっと低かった。他に無料公演でエアロフォン(サックスの電子版)、ヴァイオリン、フラメンコ歌手の演奏を聴きました。
出発は朝7時。交通機関は鶴田駅まで徒歩15分→日光線で宇都宮駅→普通列車(グリーン車)で東京駅。帰路は新幹線に乗り、鶴田駅から徒歩で自宅8時半着。料金は7,130円。他に昼食1,000円でした。
5/5(金)こどもの日 映画鑑賞。タイトルは「追憶」。
新聞で大きく取り扱われ、しかも、監督・降旗康男(高倉 健主演「駅」、「鉄道員」)だったので、楽しみにしていた。音楽担当が千住明だったのは始まってから分かる。さらに最後にソプラノ・市原愛、チェロ・遠藤真理の名を字幕で知る。富山から見る立山連峰も随所に出て来て、耳と目も楽しませてくれた。名画の条件である脚本がまた凝っていた。犯人が想定外の人物とか、隠されていた事実が次々と証され、そうだったのかと納得する。見応え十分、お奨めです。
トーホーシネマで見ましたが、右も左も前も後ろも人々々。こんなことは私にとっては珍しい。いつもはヒカリ座で、客足はがらがらですから。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2017年4月号(第399号)より
残業を減らすために
残業過多で電通の社員が自殺して、大反響を起こした。亡くなった前月の残業時間は99時間、その前の月は130時間でした。
どこかの会計事務所には働き者で有名な女性二人が勤務しています。今年2月の二人の残業時間はそれぞれ100時間、3月は130時間と電通といい勝負です。いい勝負は適切でないか、悪い勝負というべきか。褒められるべきことではないのですから。何れにしろ、長時間労働です。これは許されるものでは勿論ありません。
何故、残業しなくてはならないのか。先ず、仕事量が多い。当人たちが仕事を苦にしない。怠け者だったら、とっくの昔に退職しているでしょう。プラス、責任感が強いことです。問題があれば納得するまで調べなければ気が済みません。家庭環境もあるでしょう。兎も角、当事務所にて、これ程の働き者はかつていませんでした。
正常な状態にするにはどうすればよいか、スタッフに聞きましたが、何もありません。そこで、私から幾つかの提案をしました。
今、クロネコヤマトを中心とした宅急便ドライバーの過重労働が問題になっています。私もネット通販をよく利用しているのですが、昨今のネット通販爆発的普及により、宅配便件数が大幅に増加した結果、商品を運ぶドライバーにしわ寄せがいっている。それでヤマトは貨物の扱い量を減らす方針と、アマゾンなどの通販業者へ値上げを打ち出しました。他に時間指定配達や再配達のあり方にも、さらに個人客も料金値上げの視野に入れ始めたようです。
当事務所も大きな提案はヤマトを見習うことです。貨物の扱い量は会計事務所の確定申告や巡回監査の仕事を減らすことと同じです。関与先を減らせば当然、収入も減ります。しかし、スタッフの給料を減らすわけには参りません。そこで、報酬アップの検討に入ろうと思っています。
男性陣が働かないのではありません。一人の御老体は問題外ですが、もう一人は立派に職責を果たしていますのでご承知ください。
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先月号で、検査入院をしたことを記しましたが、お見舞いのお言葉を頂戴しました。元気いっぱいに過ごしておりますから、ご安心ください。
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2017年3月号(第398号)より
気がかりだった2ケ月
2月21日から自転車で7分のところへ、2泊3日の小旅行に出掛けました。3月8日に同じところへ日帰りで顔を出しました。
その前、1月19日に診療所で横っ腹が痛かったので採血し、次週にエコーと尿検査を受けました。検査の結果、問題はありませんが1つだけ、標準値を大きく超えているのが前立腺数値ですと医師から言われました。専門の病院で検査を受けましょうと言われ、近くの栃木県がんセンターの紹介状をいただきました。2月8日に自転車でがんセンへ行きました。ここへはお見舞で何回も訪れていますが、患者としては初めてです。採血の結果、前立腺の数値がさらに上がっていると再び、採血、レントゲン、心電図を取り、明日、MRI検査を受けるよう申し渡されました。なお、この日にがんの可能性が大と言うことで検査入院の予約をしました。翌日、MRI検査を受けました。MRIもCTスキャンも何度か受けているので、不安もなく身を任せました。
そして、冒頭の2泊3日の小旅行となったわけです。1万円余の個室に入りました。1万円の部屋代は安くありませんが、気兼ねなく過ごすにはかえられません。ベッドはビジネスホテルと比べ狭かったですね。食事は普通でした。
初日はたいしたことはせず、2日目の朝、9時に手術室に入り、針生検を受けました。これは肛門から専用の超音波器具を挿入し、前立腺を観察しながら、細い針を刺して、通常は10〜12カ所から前立腺組織を採取するものです。局所麻酔をしたので痛みは感じませんでした。ただ、他の人より前立腺が大きかったので、針は18本刺されてしまいました。看護師さんがまめに声を掛けてくれたので、不安もなく予定の40分で終わりました。
今月の8日に結果を聞きに、がんセンに行きました。万歳、がんではありませんでした。前立腺に罹る割合は60代で60%、70代は70%、80代は80%だそうです。しかし、治療法が発達し、がんの中では一番死亡リスクが少なくなったようです。とは言え、最悪の結果に備え、手帳を持参し、手術の日程も書き込もうと思っていました。ところが今後経過観察しましょう、次の予約は半年後と言われ、ホント安心しました。頻尿の薬も年寄りだから、仕方ないでしょうと処方してくれませんでした。
因みに大した病気ではなかったのですが、過去に獨協、自治医大、済生会に罹っており、今回のがんセンで県内を代表する病院に全部看て貰ったことになります。自慢ではありませんが。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2017年2月号(第397号)より
コメントする立場にない
アメリカは元々移民から成り立っています。ご承知のようにメイフラワー号などヨーロッパを始め、アフリカから黒人が奴隷として連れてこられました。インディアンといわれる原住民以外は皆移民してきた人たち。ですから、アメリカは異民(私の造語、辞書にはありません)の国です。典型的な多民族国家でしょう。日本はアイヌはいるけれど単一民族国家と自称しています。支配者の言い分で、誤っています。
多民族国家のアメリカは興味ある国です。「人種のるつぼ」と多民族国家アメリカ合衆国を象徴する言葉として有名です。ニューヨークの街角に立つと肌の異なる人々が行き交います。そこに佇んでいるだけで楽しくなります。因みにニューヨークは5度訪問しています。
さて、その多民族国家、アメリカでトランプは中東・アフリカ7か国からの入国一時禁止大統領令を発しました。テロ撲滅のためと称して、その国の全ての人を、一方的に入国を拒絶することは信じるこ
との出来ない暴挙です。許されるものではありません。各国から非難は勿論、膝元のアメリカの司法当局が違法としたのに対し、またそれに、トランプは咬みついています。どうにも手の施しようのない傍若無人ぶりです。
この、トランプの行動に関し、日本の安倍はコメントする立場にないと発言。アメリカ追随外交にもほどがあります。世界の笑いものになっています。
よく町内会や自治会で不祥事が起きます。自治会長のワンマン、不正会計、情報不開示などです。企業、官庁、学校でも同様、いろいろ問題が発生しますが、世界のリーダー、トランプのごり押しに比べれば、それらはかわいいものです。
それにしてもトランプを筆頭に習近平、プーチン、安倍晋三よくもまあ、ろくでなしが揃ったものです。まだ、いました。小国ですが、もっと始末の悪い、金 正恩というお方が。
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2017年1月号(第396号)より
新春
2017年となりました。平成29年とは口が裂けても申しません。
さて、今年はどんな年になるでしょうか?
少なくとも、我が事務所はほとんど変化なしでしょう。働きの悪い所長と超責任感の強い女性二人(遅くなっても仕事・仕事・仕事)と孫二人が自慢の男性スタッフが喧嘩しながら、しずしずと仕事をこなして行くでしょう。
宇都宮は?ここもたいした動きはないでしょう。LRT反対者は先の市長選で勢いづきました。逆に市長側は必死になって市民に説明をするでしょう。結果は予定より運転の遅れはあっても乗客の少ない中、交通渋滞をまき散らし走って行くことでしょう。おバカな知事も後押しするそうです。
日本はどうなるか。安倍政権はますます右翼化していくでしょう。景気は相変わらず、パッとしないけど株価は上下の振幅が激しいでしょう。株にウン千万投資しているiさん、勝負の見どころをしっかり、掴めるでしょうか。
世界へ目を移すと、これは想像がつかないほどおかしくなるでしょう。何しろ、アメリカ大統領はツイッターが大好きの非常識人、理念なし、誇大妄想者。最近もトヨタ自動車に対する介入問題など吐き気を催します。今年1年、希望より失望でしょう?
1月4日社会活動の仕事始めとして、神奈川県大和市に行ってきました。ここは厚木基地のあるところです。そこで、「すさまじい爆音を体で感ずる会」があることを知ったので出かけた次第です。FA−18戦闘機が訓練飛行を開始しました。遥か彼方に見えたと思ったら、あっという間に頭上を通過し、瞬く間に着地しました。見事な飛行振りに感心しましたが、航空母艦に搭載して運用する攻撃機ですから、短い距離で離着陸するのは当たり前なのですね。その音のすさまじさは今まで経験したことがありません。耳をつんざくという言葉がありますが、鼓膜が裂けるのではないかと案ずるほどです。電車のガード下が80デシベルに対し、110デシベル位あるそうです。これを繰り返していました。基地のすぐ側に草柳小学校があります。あれでは授業は台無しでしょう。公害の最たるものと言えます。宇都宮の基地騒音は可愛いもんだと思ってしまいました。
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2016年12月号(第395号)より
アウシュヴィッツ博物館
過去に南京虐殺記念館と韓国の従軍慰安婦ナヌムの家を訪ねている私にとって、ポーランド、アウシュヴィッツ強制収容所は絶対行かねばならぬ義務的訪問先です。出来ることなら、アウシュヴィッツ関連のみの旅行企画を探しましたが見つからなかったので、一般のポーランド観光旅行に参加しました。
ナチス・ドイツがユダヤ人絶滅のために設けたアウシュヴィッツ強制収容所は名前を聞いただけでおぞましく、逃げたい気持ちが働く。次から次へと送り込まれるユダヤ人をシャワー室と偽り、男も女も年寄りも子供も素っ裸にしてガス室へ送り込む。理性を失い、悪魔になったドイツ人。戦争は無惨この上ないが、時代を経るに従い残酷もますますエスカレートし大量虐殺となって行く。ドイツ人だけ責められない。人間誰でも、残忍性を持ち合わせている。切っ掛けさえあれば爆発する悲しい動物です。
さて、ガイド役を担ってくれたのが日本人の中谷剛さん。彼はアウシュヴィッツを過去の出来事ではない。これからも起きうる。世界の情勢はそういう方向に動いている。日本の現状を見てもそうではないかと強制収容所内で起きたことを説明しながら、今の社会に警告を発していました。澄んだ眼で見たら、全くその通りですが、曇った眼で見れば金儲けこそが一番大事なこととなりふり構わず邁進する人もいる。原発再稼働、カジノ法案の取り組みなど常軌を逸した保守政権の行方は中谷さんの杞憂を遥かに超えていると私は確信します。
強制収容所内の見学の模様はこの欄には書きませんが、私にとっては本や、映画で見聞きしていることを確認するための訪問でした。
収容所を扱った映画は多いが私は次の作品を鑑賞しています。
☆ シンドラーのリスト (1993年 アメリカ)
☆ ライフ・イズ・ビューティフル (1997年 イタリア)
☆ 戦場のピアニスト (2002年 フランス・ ドイツ・ポーランド・イギリス)
☆ サウルの息子 (2015年 ハンガリー)
サウルの息子は今年の6月にヒカリ座で見ました。さすがでしょう。見るべき映画はきちんとリストアップし、映画館へ足を運んでいるのです(自慢話)。内容は強制収容所内の出来事でしたので、ロケは現地で行われました。映画のシーンを思い浮かべながら悲しみを堪えて見学しました。
世界各地から、見学に来ていましたが、中学生や高校生も多く見受けました。日本でも、訪問先に広島、長崎がありますが、若いうちに戦争の実態を頭に刻み込むことは絶対必要です。負の遺産を正面から見つめる姿勢は大切です。
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2016年11月号(第394号)より
日本平和大会in三沢
青森県三沢市で開催された、「日本平和大会i n三沢」に参加しました。
青森県には何回か行っております。最初は弘前中心に、次に野辺地からむつ方面へ、それに奥羽線から五能線に乗り換え秋田まで行ったこともありました。その他に北海道へ渡る際、間もなく廃止される青函連絡船に乗るため、青森駅にも行っております。また、3、4年前に八戸から八戸線で宮古まで震災跡を一人で視察の旅をしたことがありました。
さて、本論へ。今大会の一番の楽しみである三沢基地視察へ八戸からバスで向かいました。ところが広い敷地の遥か先に建物が見えるだけで他に何も見られず、がっかりでした。米軍の戦闘機は勿論、国内の旅客機(空港は基地と兼用)も見当たりませんでした。そういえば昨年の東富士演習地も期待外れでした。横田基地、百里基地の方が遥かに見応えがありました。しかし、基地なら沖縄にかないません。普天間基地、嘉手納基地など、オスプレイや戦闘機に圧倒されます。沖縄県民にとっては自慢になりません。お荷物です。
案内人によると三沢基地から、アメリカの海外出撃拠点として、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、それに最近ではシリアへ出撃しているそうです。日本を防衛するために米軍は駐留していると多くの国民は思っているでしょうが、飛んでも?ハップンです。
三沢市の公会堂での開会集会には参院議員の伊波洋一氏、衆院議員の高橋千鶴子氏、地元の参院議員田名部匡代氏が来賓として挨拶。沖縄、三沢、中国問題を取り上げていました。
映画「ザ・思いやり」。今、日本に住んでいる、監督バクレーさんの三沢レポートを上映しました。三沢市民にざっくばらんな質問や、基地で働く米軍人に話を聞いても、あまりに無知であっけらかんな態度に、爆笑したり、呆れたりしました。タイムリーな企画に感心しました。この映画は宇都宮市でも平和委員会主催で上映されたので見ましたが、おバカで気前のいい日本政府に情けなくなります。
分科会は国際交流シンポジウム「憲法をいかし、アジアの平和をどうつくるか?」に参加しました。パネリストは伊波洋一氏、フィリピンのウォルデン・ベロー氏、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会の田中靖宏氏でした。3方の意見は何れも的を射た発言であり、意義あるシンポジウムでした。
最後は市内パレードでしたが、通行人の反響は残念ながらほとんどありませんでした。基地で潤っているからでしょう。佐世保でのパレードもそうでした。
今回の共通事項は「南スーダンへ兵を送るな」。実際、三沢基地も直接当事者になる可能性が十分あり、派兵反対に大会は盛り上がりを見せました。参加者は東北北部にも拘らず、1,500人と多く、感動しました。
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2016年10月号(第393号)より
母校
宇都宮市立一条中学校が9月から、旧宇都宮工業高校跡地に移転しました。一条中は60年前に卒業した母校です。当時は東武線の線路際に校舎が立っていました。古い校舎3棟と北側に平屋建ての新校舎があったと思います。私たちが卒業後、数年して新校舎が落成し、さらに今回の移転となりました。
同窓会の名簿をめくって見たら、1956年3月(昭和31年)卒業。当時、3年生は13クラスあり、私は12組、男28、女26名でした。今では信じられないマンモス中学校マンモスクラスでした。当然、同窓会の集まりでも覚えている人は限られます。ネットで調べたら当時の在校生は2,465名、普通45特殊学級2、平成26年度は426名、普通13特殊学級4と生徒は17%しか在学していません。まさに隔世の感です。
あの頃は今では考えられないことがありました。授業毎に教室が変わりました。音楽や化学は特定の部屋を使うのは分かりますが、それ以外、全科目動くのです。移動する部屋は担任の教室です。例えば1組の担任教師が社会科の受持ちなら、2,3,4組の生徒は社会科の授業は1組の教室で受けるわけです。ですから、授業の合間は移動する生徒で廊下は溢れます。無くしものなど、出てきません。
ホームルーム後に移動を開始し、昼に戻り、授業終了にまた帰ってきます。後になってアメリカではそうした移動教室だったことを知り、納得しました。
通学は専ら、下駄で靴など持っていませんでした。また、靴下ではなく足袋でした。当時、二荒山西参道付近に住んでいましたが通学時間は徒歩で15分位だったと思います。因みに信号は一つもありませんでした。冬の体育の間は眼鏡橋(東京街道、日光線に掛かる橋)までマラソン。雪が降っても裸足でした。3年生の2学期頃から模擬試験の結果が貼り出されました。上位100位までです。私は時たま、名前を見い出すことがありました。決して、常連ではありませんでしたね。
2年生の時から学年を二つに割り、1〜5クラスが英語クラス、1クラスだけ就職希望者のための職業科の選択になりました。英語はAをトップにB、C、D、Eに分けられ、期末試験の結果により、上下します。私は最初、Dクラスに配属され、次の試験で何とEクラスへ。周りの者から、ひどい成績に驚きの目を向けらました。このクラスは学校へお客様としてきている人ばかりでした。くそっと思い頑張り、D→C→Bと上りましたがAには上がれず卒業となりました。
おんぼろ校舎で学んだ者にとって新しい校舎は眩いばかりです。校庭もだいぶ広くなりました。校歌が好きで口遊むことがあります。歌詞は大袈裟ですが、メロディが素敵です。この年齢になって校歌が歌えるなんて珍しいでしょう。
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2016年9月号(第392号)より
事務所セミナー
上記掲載の写真の如くセミナーを開催しました。早いもので今年で13回目。第1回は事務所開業25周年を記念しての開催だったことが、古い資料を漁っていて分かりました。私を含め、3人が講師を務め、時間は午後1時半から4時までと結構長時間でした。
今年の特徴は初めて外部の人を講師に迎えたことです。先の参院選で惜敗した、前NHK宇都宮支局長の田野辺さんです。
「NHK番組制作はチームワーク」というタイトルでテレビドラマ制作に関し、完成までの状況、裏話を聞かせてくれました。ドラマは宇都宮支局が制作に係わった、那須を舞台にプロ自転車ロードレース、チームの活躍を描いたもの。
「何気ない場面でも、録音マイク20本位設置し、息遣いまで聞かせる。」
「那須高原の風を見せるため、風車を幾つかさり気なく置いておく。」
「猛スピードで通過する選手に飲料水を手渡す必死の場面。」
「那須連山を視聴者の印象に残すためのキャメラマンの腕の見せ所。」
「スタッフも一日だけ顔を合わせる、一期一会であり、挨拶は欠かせない」等、一本のドラマを完成するためには如何にチームワークが大切かを話された。
質疑応答も転勤族で盛岡、宮城へ赴任していたことから震災被災地への思い。のど自慢コンクールにも係わったことから、出場者のバランスの取れた選定など興味深い話しが数多くありました。
田野辺さんの素晴らしさは東大法学部出身で分かる抜群の能力と、それでも学歴を自慢せぬ人柄の良さで、それが随所に表れていました。彼と接すると誰でも彼のファンになる。今後も国会議員を目指して熱き闘いをお願いしたい。
参加総数は事務所スタッフも入れ30名でした。
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2016年8月号(第391号)より
失望、都知事選
東京都知事選に野党4党統一候補鳥越、自公推薦の増田を破り、小池百合子が当選した。ショックである。選挙がスタートした時点で自民党は分裂選挙になったので鳥越が勝てると思った。それが小池290万、増田179万、鳥越は134万票だった。何もいうことなし、完敗です。
東京新聞に載った安倍政権に対する評価は小池が90点を付け、増田も90点、鳥越は−200点だった。私が採点すれば0点だから、マイナスの評価はよく言ってくれたと感心した。原発再稼働でも反対を表明したのは鳥越だけで、増田は東電の社外取締役を選挙直前まで務めるなど原発にどっぷりつかってきた人物である。
小池といえば日本新党に始まり、新進党、自由党、保守党、自民党など政界渡り鳥で有名である。政党名が変わっただけであって、私の主張、思想、そして信念は一度も変えたことがないといっているが確かに、2006年には防衛大臣に就任、日本会議国会議員懇談会副会長を務めただけあって、根っこからの改憲派、超タカ派は一貫している。戦争法案も遅きに失したと発言している。鳥越は憲法9条は守ると強く訴えたが、都民にはその声は届かなかったようだ。東京大空襲で10万人もの犠牲者を出したのに。
瀬戸内寂聴、山田洋次、湯川れい子など私の好きな著名人が鳥越を応援したがその甲斐もなかったのも残念至極である。
もともと私は宇都宮健児を支援してきた。宇都宮市で講演会を開いた際も2回、聞きに行っている。反貧困ネットワーク栃木は私が事務局を預かっているが反貧困ネットワーク東京の代表で、反貧困の全国大会でもお会いしている。鳥越より遙かに都知事に相応しいと思っていた。野党4党統一のために身を引いた。気の毒であった。
それにしても小池の圧勝は有権者の心の貧困の表れであり、悲しく思う。
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2016年7月号(第390号)より
演説会好評
参院選を控え、行動派の私は野党4党が支援する田野辺さんのために、わが事務所でミニ演説会を開催することにしました。
先ず、自分で宣伝ビラをエクセルで作り、事務所のスタッフの協力を得て、400枚印刷し、7月1日(金)から3日間、近所へポスティングをしました。組内の人には直接、来ていただくようお願いしました。
当日、雨の中、近所の方を主に30余名、集まってくれました。予定時刻前に候補者本人が到着。次の予定まで時間がない中、タイムオーバーして熱弁を振るってくれました。
最初に自称活動家である私(石川)が1.2分話をしました。
先ず、来月に行く予定の広島で開催される原水爆禁止世界大会についてです。この大会には核兵器の廃絶を目指すことと二度と再び戦争の惨禍に遭うことのないよう平和憲法を守るために全国から1万人弱の活動家が集まります。広島と長崎で交互に開催されますが、このところ、私は7年連続して参加しています。
次に毎週金曜日、夕刻に二荒山神社前で開く原発再稼働反対の運動についてです。今、九州川内原発が再稼働されましたが、フクシマ事件以来、節電が確実に実施され、原発は不要になったこと。しかも使用済み燃料の処分法がないことをあげれば必要とは思いません。しかし、政府はインドやトルコに盛んに輸出を推進しています。そのため政府は国内で再稼働を進めています。
私は主食に米を食べ、パンは食べておりません。腸の長い日本人は米が適していることと、日本の農業を守るためにも米は欠かせません。TPP反対の理由です。最近は米国の大統領候補者もTPPに疑問を呈しています。
沖縄の普天間基地から辺野古基地移転問題も沖縄県民の多くが反対していることを尊重すべきです。と私の活動歴をお話し、田野辺さんとは大筋で考え方は一致します。それで今日お越し願いましたと言い、田野辺さんに代わりました。
田野辺さんの内容は省略しますが、生い立ち、出身のNHKのこと、安倍政権のうそ、経済政策の失敗、立候補の動機など事実を分かりやすく話してくれたので聴き手の誰もが納得。
私も彼の話は何回も聞いていますが、いつ聴いても感心します。この方こそ国会へ、残された日は限られますが、よろしくお願いしますと呼びかけました。
なお、素晴らしい方を呼んでくれたと近所での私の評価も高まりました。やったー。
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2016年6月号(第389号)より
嘘つきは泥棒の始まり
我が日本国の総理大臣は口から出任せ、デタラメ放題の人である。2014年11月18日に消費税増税の1年半延期を決め衆院を解散した際、「消費税増税を再び延期することはない。断言致します」と大見栄を切った。当初15年10月に決まっていたのをその期限17年4月に延ばしたのに続き、またまた先に送った。ウソの連続である。
麻生財務大臣や谷垣自民党幹事長は首相の方針に対し難色を示し、衆院を解散して民意を問うべきと発言したのに呆気なく、首相に追随した。自民党内は首相には刃向かうことができぬワンマン体制にあるようだ。
延期の理由として、首相はリーマン・ショック級の危機に陥る危険があると主張したがドイツのメルケル首相などはある程度安定していると一蹴した。国内には一部賛同者がいても世界に通じない。独りよがりである。また、延期はアベノミクスの破綻を端的に証明するものと言える。
しかも、増税は19年10月からである。複数税率適用とあれほど騒いだのに、あれは何だったの。また、1千兆を超える借金はどうするのと怒りは通り過ぎ呆れるばかりである。
元々、私は増税は勿論反対、消費税自体をなくすべきだと主張してきた。その意味から延期は悪いことではない。しかし、消費税が2年半後10%になったら、庶民の財布はますます堅くなる。景気も悪くなる。取りやすいところから税金を集めるのではなく、富裕層や内部留保金をタップリ貯め込んでいる企業から調達すべきである。
我が日本国は泥棒を首相にしている、希有な国である。
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2016年5月号(第388号)より
保育環境
人口減が止まらない。子どもを欲しなくなったこともあろう。でも、子どもを育てる環境が悪くなったこともある。その前に生活が苦しくて結婚ができぬ事情もあろう。私は「うめや、ふやせ」の時代に育ったから6人兄弟だった。おじやおばの家でも皆大家族だった。貧乏で小遣いなど貰ったことはなかった。故に今でも、ドケチなのです。一家にラジオ一台しかなかったのに何ら不満はなかった。なければないで済むものなのだ。一人ひとりが車、ケイタイを持っている今とは比べようがない。
さて、折角、子どもをもうけても育てる環境にない。保育園が全然足りない。「保育園落ちた」と、世間は大騒ぎのようです。これっておかしいですよ。子どもができたら、人に預けるのではなく3年くらいは子育てに専任する。子どもをほったらかして稼ぎに精出すなんて、もってのほかです。と言う意見は安倍政権を支える保守的な考えでしょう。預けて働かねば喰っていけないのが今の社会です。
本当は子育てに専念したいのです。それなのに保育所が見つからず、働きたくても働けない母親が多い。政府は女性の社会進出を唱えながらリップサービスだけで、予算の裏付けはない。挙げ句の果てにただ単に定員増を打ち出す。保育士はたまったものでない。無策に唖然とする。
保育園建設反対にも驚く。静かな生活が阻害される。送迎の車で事故が起きる危険があるなどがその理由。葬祭場やパチンコ店が近所に出来るのとは違う。コンビニなど夜半まで騒音をまき散らしているではないか。近所にスーパーが出来れば便利だろうが車の事故や騒音は免れない。結局、何が出来ても理由を付けて反対者は出るでしょう。私など近所に保育園ができたら賑やかになると大歓迎ですが。
少子化対策が重要課題なのに政府も国民も結局知らんぷりか、足を引っ張るだけ。愛想が尽きる。
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2016年4月号(第387号)より
いざ鎌倉
数年前から鎌倉へ行きたいと思っていたが実現した。何十年ぶりだろうか。いつ行ったのか思いだせない。昔と違い交通の便が飛躍的に良くなった。以前は上野駅と東京駅で乗り換えが必要だったが今や、宇都宮駅から乗り換えなしで鎌倉まで行ける。所要時間は3時間余。最近は在来線で行き来するときはグリーン車を使う。ちょっと贅沢と言われるかも知れないが、ジパング倶楽部(高齢者の割引制度)を利用すると往復ともグリーン車で5,300円と超低料金で済む。3月末には東京代々木公園で開催された原発反対集会にも参加したが、交通費はグリーン車込みで3,780円だった。普段から、滅多にタクシーも乗らぬケチケチ生活をしているので、電車くらいは贅沢を許してくれたまえ。一般席よりゆとりがあり、気分的にも楽なのが嬉しい。
鎌倉駅を降り、最初に鶴岡八幡宮に向かったが桜の時期でもあり、道路は溢れんばかりの人。家族連れに加わり、若いカップルも目立つ。
鶴岡八幡宮の直ぐ近くに「川喜多映画記念館」があるのを行く前に知ったので訪れる。川喜多長政、かしこ夫妻は映画通ならば誰でも知っている方。「制服の処女、望郷、天井桟敷の人々、第三の男、禁じられた遊び」など心に残る数多くの作品を日本に紹介し、日本の映画「羅生門」を海外に知らしめた。また、大スター「原 節子」展もあり、数々の銀幕の写真を懐かしい思いで鑑賞した。因みに映画は趣味の1つで今年になって「母と暮らせば、家族はつらいよ、リリーのすべて」など映画館へは12回足を運んでいる。
その後、懐かしの江ノ電で長谷駅へ。大仏様まで徒歩10分も掛からぬ距離だが、歩道が狭く、なかなか前に進まない。大仏様はつい先日まで、修理のため閉鎖されていたこともありチケット売り場も大混雑。
帰りに偶然、通り道沿いにあった光則寺を訪れる。花の寺として有名で数え切れないほど多くの種類の草木が植えられていたが、とりわけ美しいのは海堂(カイドウ)で丁度満開でした。拝観料は100円。
長谷寺は時間も差し迫っており、疲れも出てきたので断念、またの機会に。円覚寺、建長寺、東慶寺、明月院など行けたらいいなー。
今回の文章は我にもあらず感もするが安倍政権の憲法改正、原発再稼働、TPP促進など市民不在の政策には「いざ鎌倉」で臨むは当然です。
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税理士法人アミック&パートナーズ やよい事務所 機関誌「SUN・fe」
2016年3月号(第386号)より
超過勤務
人を不当に安くこき使う企業が横行している。労働基準法では「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない」と謳っているが実体は法を無視する劣悪な環境で働かせている企業がごまんとある。ユニクロへは昔結構行ったものだが、ブラック企業と聞いて足が遠のいてしまいました。
そこへ行くと我が事務所は暖かみ溢れる職場だからブラック企業ではなくレッド企業(そんな言葉はなかったか)と言える。と得意の自慢話をしたいのだが実状を告白すると? 一ヶ月の勤務時間が何と270時間を超えるというスタッフがいるのです。Sさんです。連日夜10時まで働いています。税法は難しくなるし、また、丁寧な仕事をしているからです。それに見合う報酬を支給していればいいのですが残業代は払っていません。私の執務時間は170時間ですから雲泥の差です。
加えるにもう一つ何とSさん、昨年は有休休暇を一日も使っておりません。病気もしないし、平日に葬儀もなかったということですか。因みに私は白内障の手術もあって休暇を14日いただきましたが、他のスタッフも休暇はそんなに取っていません。
私は多くの企業と係わっていますが、労働条件、人間関係などで、不満たらたらの従業員が多くおり、残念ながら出入りが激しいのが実状です。職場は家庭より過ごす時間は長いものです。そこでストレスが溜まってはやりきれません。そこへ行くと私のところは上述のように労働条件は決して良くないのに辞めるなど一言も口にせず、不平も言わずに働いてくれます。嬉しいです。感謝の気持ちで一杯です。独りよがりですみません。
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