職員一筆 固定費と変動費
職員一筆 固定費と変動費

今月から職員一筆は少し変更されます。今まではスタッフ3名で記事を掲載しておりましたが、今月からは毎月記事一本に集約させて頂きます。サンフェの頃から引き続きスタッフの日常や日々思う事、経済ニュースや税務・会計ニュースをはじめ、その他、時事ニュースやお勧め情報などを中心に引き続き毎月更新してまいります。楽しみにして頂ければ幸いです。
さて記念すべき第一回目にあたる今回はテーマを「固定費と変動費」として少々お話をさせて頂きますのでお付き合い下さい。
「固定費と変動費」についてですが、まずは帳簿の大まかな流れの解説をさせて頂きます。帳簿は売上高の集計から様々な経費を差し引いて最終的に利益又は損益を計算するものです。そして差し引く様々な経費は「固定費と変動費」に分ける事ができます。
では、なぜそもそも経費を固定費と変動費に分ける必要があるのか?と言えば、経営分析、特に損益分岐点を計算する為に必要な要素だからです。なぜ必要なのかは順に解説してまいります。
まずは固定費ですが、こちらは売上高に関係なく毎月一定額発生する費用(家賃、固定給、減価償却費など)の事です。ここで言う「固定」とは、売上高に関係なく固定的に発生する費用という意味で、例えば、お店が1か月休業中でも、発生し続ける様な経費となります。事務所の電話代、事務所の電気代、事務用品代など、毎月一定額発生する費用となります。
仮に電気代という部分に注目すると、事務所の電気代は固定費ですが、工場の機械を動かす事で発生する電気代は厳密には変動費という事になりますので注意が必要です。経費の科目で分けるのではなく、あくまでその経費が売上高に連動しているのかどうかで判断していく必要があります。
次いで変動費ですが、こちらは売上や生産量に比例して増減する費用(材料費、仕入原価、販売手数料など)の事です。ここで言う「変動」とは、売上や生産量にあわせて(増減=変動)するという意味になります。また変動費の事を原価という場合もあります。売上に対して原価がいくらで、粗利がいくらにといった会話は、当事務所スタッフがご来訪させて頂いた際に聞いた事があると思います。
そして、これらを正確に分ける事ができると粗利が計算でき、損益分岐点を計算する事が可能になってきます。参考までに各計算式は以下の通りとなります。
粗利=売上高-原価(変動費)
粗利率(売上高総利益率)=粗利÷売上高×100
損益分岐点=固定費÷(1-(変動費÷売上高))
これらの数値を導き出し、それをベースに経営分析、経営計画書を作成など、より筋肉質な経営が出来る様に考えていく事が可能になってきます。次月以降も経営者の方々の為になるお話をさせて頂きますので引き続きご愛読の程、宜しくお願い致します。

